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パイオニア株式会社は、ヨーロッパで活躍しているデザイナーを起用した新スピーカー「ユーロシリーズ」4機種を8月下旬に発売する。トールボーイ、ブックシェルフ、リア用のブックシェルフとセンターのセット、アクティブサブウーファをラインナップ。各モデルの品番、価格は下表の通り。
国内向けのスピーカーながら、ヨーロッパ市場向けに同社が投入しているスピーカーのデザインを担当しているスティーブ・セネスカット氏をデザイナーに起用。ヨーロッパのリビングにマッチするデザインを取り入れたという。 サブウーファ以外のモデルでは、ラウンドフォルムのエンクロージャを採用。音の流れをスムースに回折させるとともに、強度を向上。形状も流線型で、内部での定在波の発生を抑えている。
■ S-EU5TB
2ウェイ、3スピーカーを採用したトールボーイタイプ。バーチカルツインタイプとなっており、ウーファユニットを2基搭載。エンクロージャはバスレフで、ポートは前面に備えている。 ウーファユニットは14cm径で、振動板には強度に優れたグラスファイバーコーンを採用。ツイータは2.5cm径のドーム型で、ネオジウムマグネットを採用している。 磁気回路の磁束の分布を上下対象にすることで、振動リニアリティを向上させる「LDMC」(リニア・ドライブ・マグネティック・サーキット)を採用。スピーカーターミナルはバイアンプ/バイワイヤリング接続をサポートする。
再生周波数帯域は40Hz~20kHz。インピーダンスは8Ω。出力音圧レベルは87dB。外形寸法は195×289×1,032mm(幅×奥行き×高さ)。重量は13.4kg。
■ S-EU5BS-LR 密閉型エンクロージャを採用したブックシェルフタイプのスピーカー。ユニットは、10cm径のウーファと、2.5cmのドーム型ツイータを搭載。トールボーイと同様に、ウーファにはグラスファイバーコーン、ツイータにはネオジウムマグネットを使用している。 再生周波数帯域は80Hz~20kHz。インピーダンスは8Ω。出力音圧レベルは84dB。外形寸法は130×153×203mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.9kg。 また、スタンド「CP-EU5」も同時に発売する。外形寸法は300×300×990mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.5kg。
■ S-EU5CR
ブックシェルフタイプのリアスピーカー2台と、センタースピーカー1台のセット。リアスピーカーはS-EU5BS-LRと同じ。いずれもエンクロージャは密閉型。いずれも10cm径のコーンと2.5cm径のツイータを採用しており、センターはウーファを2基搭載したダブルウーファ仕様となっている。
再生周波数帯域は、センターが70Hz~20kHz。インピーダンスはどちらも8Ω。センターの外形寸法と重量は381×153×130mm(幅×奥行き×高さ)で、3.4kgとなっている。
■ S-EW5
バスレフ型のエンクロージャを採用したアクティブ・サブウーファ。ユニットは20cm径のコーン型。ユニットの前面に、吸音設計を施した新開発の拡散板「アブソーブディフューザー」を設置たのが特徴で、低域を360度にスムースに放出できるという。 アンプ部の最大出力は200W。再生周波数帯域は27Hz~1kHz。ローパスフィルタによって発生する位相の乱れを解決するため、フィルタースルー設計を採用している。
オートスタンバイ機能が利用可能。外形寸法は350×397×410mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17.9kg。RCAピンコードが付属する。
□パイオニアのホームページ
(2005年7月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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