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株式会社日立製作所は、鏡に文字や映像などを重ねて表示できるミラー型ディスプレイ「Miragraphy」(ミラグラフィ)を9月30日に発売する。業務用ディスプレイとして店舗や空港などでの利用を想定している。
Miragraphyは、製品の内部(裏側)に、映像を保存・出力するPCと、プロジェクタを内蔵。スクリーンとして内側に拡散フィルムを貼り付けたハーフミラーを採用したディスプレイシステム。 拡散フィルムにプロジェクタからの光を投写することで、表から見ると鏡だが、その鏡の上に文字情報や映像などを重ねて表示できるという。PCとプロジェクタ、ミラースクリーンを基本セットとしており、静止画に効果を付けて表示するスライドショー機能、Flashムービーの再生が可能。 また、オプションとしてネット接続とホームページ表示機能、チューナを加えたテレビ表示機能、MPEG動画再生機能、カメラ連携機能なども追加可能。さらに、ミューチップ、FeliCaカード、バーコードなどと連動させることもできる。 同社では設置場所として、レストランやバー、ホテルなどの雰囲気作り、駅や空港などの交通機関の広告媒体、店舗のショーウインドウなどを想定。さらに、ブティックやアクセサリーショップでは、商品タグと組み合わせて、服を鏡に近づけると、それに似合うアクセサリなどの関連商品の情報を表示したり、試着後の姿を内蔵カメラで写真として残すなどの利用方法を提案している。
システムの外形寸法は600×430×1,775mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約120kg。ただし、映像表示領域は鏡全てではなく、床から高さ1,160mmの位置に375×500mm(縦×横)の大きさで表示される。消費電力は320W。
□日立のホームページ
(2005年7月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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