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NECエレクトロニクス株式会社は21日、ゴースト除去機能を搭載したLSI「μPD64032」を開発し、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は1,500円/個。8月より月産50万個で量産を開始する。 μPD64032は、16bit CPUを内蔵し、テレビチューナ向けにゴースト除去機能を1チップ化したLSI。ゴーストの原因となる複数の電波のデータを1つの画像に整えるフィルタや、画像データを高精度に変換する10bit A/Dコンバータや10bit D/Aコンバータなどを集積している。 新たに「0.15ミクロンプロセス技術」を採用し、従来機種に比べ半分の260mWで動作するほか、実装面積が約65%となる12mm四方のパッケージサイズを実現した。特に液晶やPDP、テレビ機能を持つパソコンやDVDレコーダなどに最適としている。ゴースト低減動作は、スタートから約1.2秒で開始する。 また、同社の3次元YC分離LSIや、ビデオデコーダLSIなどとデジタル接続できるインターフェイスを搭載する。パッケージは80ピンのTQFP。動作電圧は1.5/3.3V。 □NECエレクトロニクスのホームページ (2005年7月21日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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