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国際レコード産業連盟(IFPI)は21日(現地時間)、2005年上期における世界の音楽ダウンロード販売数が1億8,000万に達したという調査結果を発表した。 調査によると、2005年1月~6月の音楽ダウンロード数は、2004年上期(5,700万曲)の約3倍となる1億5,900万曲。合法なダウンロード販売が行なわれているウェブサイトの数は世界で300以上となり、昨年の約3倍となっている。 国別の販売数では、米国、イギリス、フランス、ドイツでそれぞれ1億8,000万以上、1,000万以上、800万、400万となっており、これらの国では2005年上期で既に2004年全体の数を上回っているという。 一方、ファイル共有などで違法な音楽ファイル交換は9億曲に上り、上昇率は3%とゆるやかになったものの、依然として違法なファイル交換は続いている。 ただし、英Jupiterの調査によると、違法なファイル交換に対して訴訟が一定の効果を示していることが表れている。 世界の11カ国では、違法ファイル交換者に対する訴訟が消費者に大きく影響したとしている。米国とイギリスでは、違法ファイル交換をやめた人の理由として3分の1が「訴訟」を挙げているという。 レコード業界では2003年9月より訴訟を起こし始め、現在12カ国で1万4,227件が報告されている。また、数百人が制裁の対象となるか、平均3,000ユーロ以上の罰金を支払っているという。 □IFPIのホームページ(英文) (2005年7月22日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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