三洋、世界初のHD DVD/DVD/CD対応1チップ信号処理LSI －DVD±R/RWの記録再生も可能。AACSもサポート

　HD DVD/DVD/CDの3方式に対応した記録再生回路とCPUを1チップで構成したLSI。HD DVDの記録再生、DVD±R/RWの記録再生、DVD-ROM/RAMの再生、CD-ROMの再生、CD-R/RWの記録再生をサポートしている。パッケージは216ピンのLQFP。製造プロセスは0.18μm CMOS。

　HD DVDとDVDとの信号処理の統合を進め、様々な規格に最適な信号処理回路を共通の基盤回路で実現。1チップ化を達成した。これにより、HD DVD/DVD/CD互換ドライブの回路系をシンプルに構成できる。同社は「省スペース、低消費電力に加え、低コスト化にも大きく貢献できる」と説明している。

　ディスクから読み出した信号から、bit情報を抽出する「デジタルリードチャネル」を新規に独自開発したことで、良好な再生信号品質を実現。また、同期クロックを発生するPLL(Phase Locked Loop)にデジタル方式の回路を採用。小さい記録信号でも安定した再生が行なえるとしている。

　また、HD DVDで採用が決定している著作権保護規格「AACS」にも対応を予定しており、必要な回路の一部は既に搭載しているという。ほかにも、デジタルサーボ回路を備え、ディスクの種類に応じて最適な回転制御も行なえるという。

□三洋電機のホームページ
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□ニュースリリース
http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0508news-j/0811-1.html
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－レコーダは2006年に発売予定
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040831/sanyo.htm

(2005年8月11日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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