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松下、50/42/37型プラズマのエントリーシリーズ「PX50」
-国産プラズマもインチ1万以下へ


左からTH-50PX50/TH-42PX50/TH-37PX50

9月10日発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、プラズマテレビのエントリーモデル「PX50シリーズ」を9月10日より発売する。50V型の「TH-50PX50」、42V型の「TH-42PX50」、37V型の「TH-37PX50」の3モデルが用意され、価格はオープンプライス。店頭予想価格は50型が58万円前後、42型が44万円前後、37型が34万円前後。

TH-50PX50 TH-42PX50 TH-37PX50

PX50シリーズは「プラズマの良さ」を伝えるエントリーモデル

 同社では5月より50/42/37型のプラズマテレビ「PX500シリーズ」を発売しているが、PX50シリーズは、価格を抑えたエントリーモデルと位置づけられている。プラズマパネルはPX500シリーズと共通だが、シングルチューナ化や、HDMI端子やi.LINK、SDカード録画機能の省略などで低コスト化を図っている。

 パネル解像度は50V型が1,366×768ドット、42V型が1,024×768ドット、37V型が1,024×720ドット。コントラスト比は全モデル3,000:1。PX500シリーズと同様に前面保護ガラスに「ディープブラックフィルター」を搭載し、映り込みを低減するとともに、画像の奥行き感を向上させている。

 映像エンジン「PEAKS」を搭載し、14bit映像処理により、滑らかな階調表現やディティール再現を可能にしている。3次元色空間でカラーマネージメントして自然で記憶に残るイメージを再現する「ビビットカラークリエーション」や、ノイズを抑えながら鮮鋭感を向上させる「サブピクセルコントローラー」、疑似輪郭ノイズを低減する「モーションパターンノイズリダクション」などを搭載する。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統。デジタル放送EPGに加え、地上アナログ用のEPGとしてG-GUIDEを採用。EPGは表示チャンネルを3/5/7/9チャンネルで切替可能で、最大8日分の表示に対応する。インターネットサービス「Tナビ」も利用可能。

 入力端子はD4×2、S映像×3、コンポジット×4、アナログ音声×6。HDMI入力は備えていない。モニター出力や音声出力、光デジタル出力も装備する。SDメモリーカードを搭載し、デジタルカメラで撮影したJPEG画像の再生に対応する。

 スピーカーはアンダースピーカー型で、12×6cm径のユニットを左右に2基づつ内蔵。総合出力は16W。アンダースピーカー化することで、PX500シリーズに比べ横幅を7cmコンパクト化し、設置性を高めている。

年間消費電力量を大幅削減 アンダースピーカー化でコンパクト化を実現

 消費電力は455W(50型)/335W(42型)/275W(37型)。年間消費電力量は395kWh(50型)/288kWh(42型)/219kwhで、従来モデル「PX300シリーズ」と比較し、37型では約43%の低消費電力化を実現したという。

 パネル発光効率の向上や、独自の駆動制御、LSIの集積化などを進め、低消費電力化。年間消費電力量では現在発売されている液晶/プラズマテレビの中で業界最小を達成している。

視野角や応答速度、消費電力量などを同サイズの液晶テレビと比較して、プラズマの優位をアピール

 PX500シリーズが好調な売上げを見せる中での、PX50の投入については、「デザインが大きく異なっており、アンダースピーカー化により、さらにコンパクトなテレビで大画面を楽しめる」などのメリットを強調。また、「最近では嫁入り道具がプラズマテレビ、という事例もある。新婚家庭など、さほどスペースが大きくない環境でもプラズマの大画面をより手軽に選んでもらいたいと考えている」という。

 さらに、「販売店やユーザーの声で、PX500でも特に50インチは高いという声があった。また、フルスペックのPX500、よりコンパクトで手軽なPX50と店舗でのそれぞれの特徴を活かした展開も可能で、販売店のラインアップの多様性と言う意味でもPX50が求められている」という。

【主な仕様】
  TH-50PX50 TH-42PX50 TH-37PX50
パネルサイズ 50V型 42V型 37V型
アスペクト比 16:9
パネル解像度 1,366×768ドット 1,024×768ドット 1,024×720ドット
コントラスト比 3,000:1
スピーカー 12×6cm径×2
音声出力 16W
入出力端子 D4入力×2、S映像入力×3、コンポジット入力×4、モニター出力×1、アナログ音声入力×6、光デジタル音声出力×1、Ethernet×1、ヘッドフォン出力×2
消費電力 455W 335W 275W
年間消費電力量 395kWh/年 288kWh/年 219kWh/年
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,257×97~110×814mm 1,068×97~110×701mm 968×97~110×641mm
重量 47kg 35kg 30.5kg

□松下電器産業のホームページ
http://panasonic.co.jp
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050825-2/jn050825-2.html
□製品情報
http://panasonic.jp/viera/products/px50/index.html
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(2005年8月25日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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