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クリエイティブ、新DSP「X-Fi」搭載のサウンドカード
-1,980円の「SB5.1」などラインナップを一新


9月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 クリエイティブメディア株式会社は、PC用サウンドカード「Sound Blaster」シリーズのラインナップを一新。新開発のDSP「X-Fi Xtreme Fidelity」を搭載する上位シリーズ4機種など、計7機種を発売する。価格はいずれもオープンプライス。各モデルの発売時期や、直販価格は下表の通り。

製品名 品番 直販価格 発売時期
X-Fiシリーズ
X-Fi Elite Pro SBXFIELP 42,800円 9月下旬
X-Fi Fatal1ty FPS SBXFIFTY 29,800円
X-Fi Platinum SBXFIPL 22,800円
X-Fi Digital Audio SBXFIDA 15,800円
Audigyシリーズほか
Audigy 4 Digital Audio SBAGY4DA 9,980円 9月下旬
Audigy Value SBAGYV 4,980円
Sound Blaster 5.1 SB5.1 1,980円 10月下旬


■ X-Fiシリーズ

ユーザーが任意のモードに切り替えることができる

 従来のAudigyプロセッサの24倍以上の処理能力を持つという新開発のプロセッサ「X-Fi Xtreme Fidelity」を搭載したサウンドカード。使用用途に合わせて動作モードを「エンターテインメント」、「オーディオクリエイション」、「ゲーム」の3つから選択でき、そのモードに合わせた最適化を実施。プロセッサのパワーを無駄なく使用できるという。

 ゲーム面では「EAX ADVANCED HD 5.0」をサポート。対応するソフトウェアで利用すれば「かつてないリアリズムを実現できる」という。また、「Elite Pro」と「Fatal1ty FPS」はオーディオ専用メモリの「X-RAM」を64MB搭載しており、パフォーマンスも向上するとしている。

 また、音楽再生などを行なうエンターテインメントモードでは、「24bit Crystalizer」を搭載。CDやMP3ファイルなどの音声を24bit/96kHzに変換。圧縮時に失われた音を補完し、高音質な再生が行なえるという。

 オーディオクリエイションモードでは、ASIO 2.0をサポート。CPUにほとんど負荷をかけることなく、最高1msのレイテンシで録音が可能。さらに、16bit/44.1kHz、16bit/48kHz、24bit/44.1kHz、24bit/48kHz、24bit/96kHzにおいてASIO 2.0のダイレクトモニタリングをサポート。また、最高8つの24bitハードウェアエフェクトにも対応している。

 DVDオーディオの5.1ch再生に対応するほか、THX認定も取得。ドルビーデジタルEX/DTS-ES対応デコーダも備えている。バンドルソフトは統合型の再生/録音ソフト「Media Source 3.0」、録音ソフトの「Smart Recorder 2.0」、簡易WAVEエディタ「WaveStudio」、MP3/WMAエンコードソフト「Audio Converter」。


X-Fi Elite Pro

 「X-Fi Elite Pro」は、Elite Pro専用のカードと、大型のI/Oコンソールユニットを同梱。リモコンやユニットとカードを接続する専用端子用のAD_LINKケーブルも付属する。さらに、音楽製作用ソフトとしてMIDI/オーディオシーケンサ「Cubase LE」(日本語版)、オーディオ編集ソフト「WaveLab」の簡易版「WaveLab Lite 2.5」(英語版)、エフェクトプラグイン「Amplitube LE」(英語版)をバンドルする。

 I/Oコンソールの端子は、光デジタル入出力、同軸デジタル入出力、アナログ音声入力、マイク入力、ヘッドフォン出力、スピーカーコントロール用DIN、MIDI入出力などを備える。システムのS/N比は116dB。

 なお、コンソールの外形寸法は約325×230×51mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約1.7kg。

カードの端子部 I/Oコンソールユニットを付属する

X-Fi Fatal1ty FPS

 「X-Fi Fatal1ty FPS」は、ゲーム用途に適したモデルで、5インチベイ内蔵型のI/Oドライブが付属。音楽製作ソフトはバンドルしていない。アナログ入力は24bit/96kHzで4チャンネルまで対応。I/Oドライブには光デジタル入出力、同軸デジタル入出力、アナログ音声入力、マイク入力、MIDI入出力などを用意。S/N比は109dB。

 「X-Fi Platinum」のパッケージ内容は「X-Fi Fatal1ty FPS」と同じだが、カード上のX-RAMが省略されている。5インチベイ内蔵型のI/Oドライブも同梱しており、S/N比は109dB。

5インチベイサイズのI/Oユニットを同梱。X-Fi PlatinumとX-Fi Fatal1ty FPSの外観はほぼ同じ

X-Fi Digital Audio

 「X-Fi Digital Audio」は、光デジタルと同軸デジタルの入出力を各1系統備えた小型のI/Oモジュールが付属する低価格モデル。アナログ入力は24bit/96kHzの2チャンネルまでサポートする。S/N比は109dB。


■ Audigy 4シリーズ他

Audigy 4 Digital Audio

 「Audigy 4 Digital Audio」は、24bit/192kHzの8チャンネル音声対応DACを備えたサウンドカード。最大24bit/96kHzの7.1ch出力、または24bit/192kHzの2ch再生をサポートしている。

 EAX 4.0 ADVANCED HDに対応し、ドルビーデジタルEXやDTS-ESデコーダを内蔵。DVDオーディオの再生もサポートする。また、同軸デジタルと光デジタル入出力を各1系統備えたI/Oモジュールを同梱。

 バンドルソフトは「Media Source 2.0」、「Smart Recorder 2.0」、「Audio Converter」、「エンターテインメントセンター」。S/N比は106dB。

 「Audigy Value」は、Low Profile PCIに対応したサウンドカード。24bit/96kHzの入出力に対応。7.1ch出力もサポートしており、EAX ADVANCED HDに対応する。S/N比は100dB。出力端子は、同軸デジタル、アナログ音声を装備。入力はアナログ音声とマイクを備えている。バンドルソフトは「Media Source 3.0」と「WaveStudio」。

 「Sound Blaster 5.1」は、16bit/48kHzの入出力をサポート。EAX 1.0/2.0もサポートし、アナログの5.1ch出力も行なえる。Low Profile PCIにも対応しており、ブラケットを同梱。出力は同軸デジタル、アナログ音声を用意。入力はアナログ音声、マイクを備える。なお、ソフトはバンドルしていない。

Audigy Value Sound Blaster 5.1

□クリエイティブメディアのホームページ
http://jp.creative.com/
□ニュースリリース(X-Fiシリーズ)
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12186
□ニュースリリース(Audigy/Sound Blaster 5.1)
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12187
□関連記事
【2004年11月4日】クリエイティブ、サウンドカード最上位モデル「Audigy 4 Pro」
-新設計で高音質化。リモコンでDVD再生できるソフトも同梱
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041104/creat1.htm

(2005年9月7日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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