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ソニー、音場補正/HDMI搭載の最上位AVアンプ
-「9100ES」シリーズのSACD/DVDプレーヤーも


TA-DA9100ES
11月21日より順次発売

標準価格:「TA-DA9100ES」682,500円
       「DVP-NS9100ES」273,000円


 ソニーは、AVアンプのフラッグシップモデル「TA-DA9100ES」と、同アンプとの組み合わせを想定したSACD/DVDプレーヤー「DVP-NS9100ES」を発売する。発売日と価格は、TA-DA9100ESが12月21日で682,500円、DVP-NS9100ESが11月21日で273,000円。


■ TA-DA9100ES

TA-DA9100ES

 2003年11月に発売されたフルデジタルAVアンプ「TA-DA9000ES」の後継モデル。新たに、自動音場補正機能を追加したほか、デジタルアンプ回路「S-Master」を進化させた「S-Master PRO」をさらに改良。高密度な信号処理が行なえるという「32bit S-Master PRO」を搭載している。

 最大出力320W×7ch(4Ω時)/260W×7ch(8Ω時)の7.1chアンプ。付属の新開発ステレオマイクと、独自のテストトーンを利用して、高精度・高速な自動音場補正が行なえるという。測定により各スピーカーの有無、チャンネルバランス、ゲイン調整、距離設定、周波数特性補正などを実施。約30秒で補正は完了する。

 また、調整後は全てのスピーカーの特性をフラットにするフラット・モードや、前方のスピーカー特性を基準にする「フロント・リファレンス」、同社が設計環境として使っている大きな部屋の音場を再現する「エンジニア・リファレンス」などが選択できる。

 アンプ部は32bit S-Master PROを搭載。D/Aコンバータがパワーアンプとして動作するため、歪みが発生しない。また、9000ESと同様に、下位ビットの音楽情報を損なわずに音量調整ができるという「パルスハイト・ボリューム」や、アナログアンプを前提とした音作りのソースに対して、アナログアンプの位相特性をデジタル領域の演算で再現することで、デジタルアンプに合った低域の表現に変換する「DCフェーズリニアライザー」も備えている。

 また、新たにHDMIの入力端子を2系統、出力を1系統装備。入力は1080pまでをサポート。リピーターとしては1080pの入出力に対応。スケーラも備えており、アナログ入力された信号を最高1080iに変換して出力することもできる。音声伝送もサポートするほか、映像用に14bit/216MHzのDACを搭載。

 さらに、コンポジット/S映像信号をコンポーネントに変換するアップコンバート、コンポーネントをコンポジット/S映像にダウンコンバートする機能、I/P変換機能も搭載。独自のI/P変換技術「プレシジョン・シネマ・プログレッシブ」も備えており、10bit処理する。

 引き続きi.LINK端子も備えており、SACDのマルチチャンネルDSD音声の伝送も可能。同時発表したSACD/DVDプレーヤー「DVP-NS9100ES」などと双方向同期伝送を行なう「H.A.T.S.」にも対応しており、ジッタの少ないクリアな音を実現したという。

大小2種類のリモコンを付属する

 また、アナログ入力(マルチチャンネル/2ch)を入力部でデジタル信号に変換する際、SACDと同じDSD信号に変換して処理を行なう。入力端子はHDMI 2系統、i.LINK 2系統、コンポーネント3系統、D4 3系統、S映像8系統、コンポジット8系統、映像入力用アナログ音声8系統、マルチチャンネル入力2系統、光デジタル7系統、同軸デジタル5系統、ライン音声4系統、PHONO(MM) 1系統を装備。

 出力端子は、HDMIを1系統、コンポーネントを1系統、S映像を3系統、S映像モニター出力2系統、コンポジット3系統、オーディオREC OUT 2系統、光デジタル2系統を装備。リモコンは「RM-AAE004」と「RM-U9S」の大小2タイプを同梱。外形寸法は430×480×238mm(幅×奥行き×高さ)。重量は28.5kg。


■ DVP-NS9100ES

DVP-NS9100ES

 SACD/DVDの再生に対応したプレーヤー。DACに高音質な「スーパーオーディオD/Aコンバータ」を搭載。1つのIC内に複数個の1ビットDACを搭載し、出力をIC内部で加算することで、従来方式と比べて音の歪みをさらに低減させたという。また、オーディオ専用のマスタークロックをDAC間近に配置した。

 アナログ用とデジタル用にRコアトランスを搭載。干渉を防ぐことで、よりクリアな音質を実現したという。また、オーディオ基板は4層構造とし、電源供給ラインとグラウンドを強化している。

 映像用には14bit/216MHzのDACを搭載。I/P変換技術にはプレシジョン・シネマ・プログレッシブを使用し、10bit処理を行なっている。また、HDMI端子を備え、10bit処理のアップスケーラを搭載。1080iにアップコンバートした出力が行なえる。

 ほかにも、i.LINK端子を備え、前述の「TA-DA9100ES」と双方向同期伝送を行なう「H.A.T.S.」に対応する。出力端子は、HDMIとD2、コンポーネントを各1系統搭載。S映像、コンポジットを各2系統備える。音声出力はi.LINK、アナログ音声(2ch)を各2系統、光デジタル、同軸デジタル、アナログ音声(5.1ch)を各1系統備える。

 外形寸法は430×390×125mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約10kg。リモコンも付属する。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200509/05-0920/
□関連記事
【2004年9月3日】ソニー、S-Master PRO搭載マルチchアンプに下位モデル
-HDMI入力2系統、出力1系統を装備
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040903/sony.htm

(2005年9月20日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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