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株式会社東芝は、1080p映像の表示が可能なデジタル放送受信機向けシステムLSIを開発。9月より量産を開始する。 新システムLSIは、CPU、MPEG-2デコーダ、グラフィック、高画質化処理機能を統合した「TC90411XBG」と、HDMIなどの外部出力を統合した「TC90111XBG」から構成される。 TC90411XBGは、デジタル放送のストリームをデコードするMPEG-2デコーダと、制御用のCPU、グラフィックエンジン、高画質化処理回路を1チップに内蔵。さらに、アプリケーションにあわせて機能をカスタマイズ可能な独自のマイクロプロセッサ「MeP(Media embedded Processor)」を内蔵し、システムの効率化を図っている。 ハイビジョン放送の水平1,920画素を圧縮することなく、I/P変換やノイズリダクション、高画質化補正処理などを実現し、フルHD(1,920×1,080ドット)パネルへの1080pでの映像出力が可能。また、メモリインターフェイスはDDR2 SDRAMに対応することで、処理性能の向上を図っている。 内蔵コアはTX49H4コアで、処理能力は400MIPS。最大2チャンネルのHD(MPEG-2 MP@HL)のデコードが可能となっている。オーディオDSPも内蔵し、AACやAC3などのデコードに対応。USBやSDカードのホストコントローラ機能も内蔵している。 外部入力用チップの「TC90111XBG」は、フルデジタル処理のHDMI入力や、コンポーネント、S映像、コンポジットの各外部入力に対応。また、3次元Y/C分離や、3次元ノイズリダクション、アナログAGC機能などを内蔵している。 □東芝のホームページ (2005年9月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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