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日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)は27日、インターネットを通じて、映像コンテンツをVOD形式で有料配信するサービス「第2日本テレビ」を10月28日から開始すると発表した。 日本テレビが行なう番組配信サイトで、有料配信に加え、広告収入も得るビジネスモデル。コンテンツはバラエティやニュース、ドラマなどを予定しているが、サービス開始時はバラエティとショートドキュメント、ニュースパッケージなどがメインになる予定。200~300タイトルを用意する予定で、1本が3~15分程度の短いコンテンツが多いのが特徴。 入会金は無料。利用料金も明らかにされ、コンテンツごとに9~99円が必要となる。ただし、サービス開始当初は無料で見られるポイントを付与することを計画している。 現在、Webサイトが「第2日本テレビ準備室」として開設されており、「もぐら骨董道」などの幾つかのコンテンツは既に配信されている。現時点で公開されているコンテンツの配信帯域はナローバンド用が500kbps、ブロードバンド用が1Mbpsとなっている。 現在のところ、スタート時の具体的なコンテンツとして明らかにされているのは、「ショートフイルムショップ」と「岡本太郎『明日の神話』再生プロジェクト」、「タイムマシーン屋」など。 ショートフィルムショップでは、世界のショートフィルムの中から、世界4大映画祭の受賞作品とノミネート作品などを用意。サービス開始時には50本を用意するほか、毎週2本のペースでコンテンツを追加。さらに、スタジオジブリがセレクトしたショートアニメも配信するという。 岡本太郎『明日の神話』再生プロジェクトは、メキシコの郊外で発見された岡本太郎作の巨大壁画『明日の神話』を修復するドキュメンタリー。タイムマシーン屋は、日本テレビに保管されている3万8,000時間に及ぶニュース素材を利用して過去の時点のニュースや流行などを知るというもの。 また、テレビ局ならではのVOD事業展開として、地上波番組との連動も実施。10月28日の深夜2時10分から「第2日本テレビ」という番組がスタートする。映像コンテンツの商店街が日々進化していく様子や、お勧めコンテンツ、新たに提供するコンテンツの制作裏話などを紹介する15分番組で、初回の番組終了後に配信サイトがスタート。以降は毎週深夜1時25分からの放送となる。
ほかにも、「電波少年」、および「雷波少年」関連のコンテンツや、「はじめてのおつかい」関連のコンテンツも用意する予定。
□日本テレビのホームページ
(2005年9月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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