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ソニーは27日、地上デジタルテレビの移動体向け1セグメント放送を受信する小型のデジタルチューナモジュール2機種を商品化すると発表した。9月よりサンプル出荷を開始。また、地上アナログTVとFMラジオの受信にも対応したモデルを12月に出荷する。サンプル価格はいずれも52,500円。 「SMT-VK1000」は、1セグメント放送のみを受信する基本モジュールで、外形寸法は約14.4×15×1.85mm(縦×横×厚さ)。同社従来品である「BTD-ZJ611」と比べ、約38%の小型化を実現したという。 また、「SMT-SK1000」は業界初となる1セグと地上アナログ放送、FM放送の受信に対応したモデル。外形寸法は約20×24×2mm(縦×横×厚さ)となっている。 いずれのモデルも、入力されたRF信号を、特定の低い周波数に変換して処理を行なうことで、消費電力を従来比17%削減。デジタルチューナ部では125mWを実現した。また、独自の高周波技術を採用し、感度-111dBm(電力は1セグ帯域換算値)を実現。独自のOFDM復調アルゴリズムにより、高速移動中でも安定した受信が行なえるという。
携帯電話やPC、車載機器などへの搭載を想定しており、車での移動中でもデジタル放送の受信が可能。小型化を実現したため、モバイル機器の部品点数削減、設計工数削減なども実現できるという。
□ソニーのホームページ
(2005年9月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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