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日本ビクター株式会社は、フルHD表示の40V型など液晶テレビ「エグゼ」4モデルを10月下旬より順次発売する。価格は全てオープンプライス。全モデルで、映像処理LSI“映像知能”「新GENESSA」を搭載し、画質の向上を図っている。全モデルでHDMI端子を装備する。
■ LT-40LH700 フルHD/1,920×1,080ドットの液晶パネルを採用した40V型液晶テレビ。輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。映像処理エンジンを「新GENESSA」に一新し、処理能力を従来の2倍に向上した。
新GENESSAでは、新たに同一シーンの明暗部それぞれでのコントラスト調整など、階調の自動最適化を行なう「インテリジェントγ(ガンマ)」、記憶色を鮮やかに再現する「カラークリエーション」、画面の平均輝度を検出し、まぶしさを低減する「オートピクチャー」、デジタル放送のソースに起因するモスキートノイズや、グラデーション部のブロックノイズなどを低減する「インテリジェントクリア」、コンポーネント信号に対応した「新3次元Y/C分離」、斜め線の傾斜検出や適応補間を行なう「第4世代ナチュラルプログレッシブ」などを搭載する。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。表示モードは通常のオーバースキャンに加え、デジタル放送の送出信号(1080i)をプログレッシブ化して、ドットバイドットで表示するモードも搭載する。 デジタル放送のEPGのほか、地上アナログ用EPGとして「G-GUIDE」にも対応。デジタルルテレビ向けのインターネットサービス「Tナビ」も内蔵。SDメモリーカードスロットも装備し、JPEG画像の確認が行なえる。 入力端子は、HDMI入力を2系統装備するほか、D4入力×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×3、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1を装備。光デジタル音声出力や、i.LINK×2、100BASE-TX Ethernetなどを装備する。 スピーカーは、独自の「オブリコーンスピーカー」で、ウェイト付きウーファも搭載。迫力あるシアター音場を実現するという。アンプ出力は10W×2ch。小さい音を大きく、大きい音を小さく再生する「はっきりトーク」、話す速度をゆっくり再生する「ゆっくりトーク」も備えている。消費電力は261W。外形寸法は1,000×118×73.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は32kg。 ■ LT-37LC70
1,366×768ドット/37型の液晶パネルを搭載し、輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。 LT-40LC700と同様に新GENESSAを内蔵するほか、独自の「高速液晶ドライバー」を搭載し、応答速度の改善を図っている。高速液晶ドライバーでは、1秒間/60フレームで構成されている映像に対し、独自の「高精度動き補間アルゴリズム」により、2倍の120フレームで映像を表示。 これにより、液晶パネルのホールド表示時間を半減し、残像感を大幅に低減する。既存の疑似インパルス方式による、応答速度改善技術に比べ、輝度の低下やフリッカーの発生がなく、明るくちらつきのない映像再生が可能という。 なお、今回発表モデルでは、37型のみが「高速液晶ドライバー」搭載となるが、「駆動回路などパネルメーカーとの開発協力が重要で、今回は1モデルに集中した。技術的にはフルHDの対応も可能で、今後は各モデルでの採用も検討していく」という。 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。HDMI端子は1系統。それ以外の入出力端子の仕様は「LT-40LH700」と共通。外形寸法は926×119×687mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26.5kg。
■ LT-32LC70/LT-26LC70
LT-32LC70は32型、LT-26LC70は26型の1,366×768ドットのパネルを搭載した液晶テレビ。輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。 新GENEESAを搭載し、高画質化を図っているほか、1系統のHDMI入力を装備。チューナーは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各一系統装備する。応答速度改善技術「高速液晶ドライバー」は内蔵しない。入出力端子の仕様はLT-37LC70と共通。
□ビクターのホームページ (2005年9月27日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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