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ビクター、フルHD/40型など液晶テレビ「エグゼ」新モデル
-新GENESSA搭載。37型は応答速度改善技術を搭載


10月下旬より順次発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、フルHD表示の40V型など液晶テレビ「エグゼ」4モデルを10月下旬より順次発売する。価格は全てオープンプライス。全モデルで、映像処理LSI“映像知能”「新GENESSA」を搭載し、画質の向上を図っている。全モデルでHDMI端子を装備する。

型番サイズ特徴発売日店頭予想価格
LT-40LH70040型フルHDパネル11月上旬53万円前後
LT-37LC7037型高速液晶ドライバー搭載40万円前後
LT-32LC7032型新GENESSA搭載10月下旬30万円前後
LT-26LC7026型24万円前後


■ LT-40LH700

 フルHD/1,920×1,080ドットの液晶パネルを採用した40V型液晶テレビ。輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。映像処理エンジンを「新GENESSA」に一新し、処理能力を従来の2倍に向上した。

フルHDパネルを搭載した「LT-40LH700」

 新GENESSAでは、新たに同一シーンの明暗部それぞれでのコントラスト調整など、階調の自動最適化を行なう「インテリジェントγ(ガンマ)」、記憶色を鮮やかに再現する「カラークリエーション」、画面の平均輝度を検出し、まぶしさを低減する「オートピクチャー」、デジタル放送のソースに起因するモスキートノイズや、グラデーション部のブロックノイズなどを低減する「インテリジェントクリア」、コンポーネント信号に対応した「新3次元Y/C分離」、斜め線の傾斜検出や適応補間を行なう「第4世代ナチュラルプログレッシブ」などを搭載する。

新GENESSAの特徴 ノイズリダクションを大幅に強化 放送のコンポーネント信号に残留するクロスカラーやドット妨害の影響を排除

新GENESSA搭載のLT-40LH700(左)では従来モデル(右)と比較して、クロスカラーを大幅に低減

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。表示モードは通常のオーバースキャンに加え、デジタル放送の送出信号(1080i)をプログレッシブ化して、ドットバイドットで表示するモードも搭載する。

 デジタル放送のEPGのほか、地上アナログ用EPGとして「G-GUIDE」にも対応。デジタルルテレビ向けのインターネットサービス「Tナビ」も内蔵。SDメモリーカードスロットも装備し、JPEG画像の確認が行なえる。

 入力端子は、HDMI入力を2系統装備するほか、D4入力×1、コンポーネント×1、S映像×2、コンポジット×3、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1を装備。光デジタル音声出力や、i.LINK×2、100BASE-TX Ethernetなどを装備する。

 スピーカーは、独自の「オブリコーンスピーカー」で、ウェイト付きウーファも搭載。迫力あるシアター音場を実現するという。アンプ出力は10W×2ch。小さい音を大きく、大きい音を小さく再生する「はっきりトーク」、話す速度をゆっくり再生する「ゆっくりトーク」も備えている。消費電力は261W。外形寸法は1,000×118×73.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は32kg。



■ LT-37LC70

LT-37LC70

 1,366×768ドット/37型の液晶パネルを搭載し、輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。

 LT-40LC700と同様に新GENESSAを内蔵するほか、独自の「高速液晶ドライバー」を搭載し、応答速度の改善を図っている。高速液晶ドライバーでは、1秒間/60フレームで構成されている映像に対し、独自の「高精度動き補間アルゴリズム」により、2倍の120フレームで映像を表示。

 これにより、液晶パネルのホールド表示時間を半減し、残像感を大幅に低減する。既存の疑似インパルス方式による、応答速度改善技術に比べ、輝度の低下やフリッカーの発生がなく、明るくちらつきのない映像再生が可能という。

 なお、今回発表モデルでは、37型のみが「高速液晶ドライバー」搭載となるが、「駆動回路などパネルメーカーとの開発協力が重要で、今回は1モデルに集中した。技術的にはフルHDの対応も可能で、今後は各モデルでの採用も検討していく」という。

 チューナは、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。HDMI端子は1系統。それ以外の入出力端子の仕様は「LT-40LH700」と共通。外形寸法は926×119×687mm(幅×奥行き×高さ)、重量は26.5kg。

高速応答ドライバICの導入とパネルメーカーとの協力で120Hz駆動を実現。応答速度を大幅に改善した 黒挿入などの応答速度改善技術と比較して、輝度の低下などを回避できるメリットがある デモモード。左側は120Hz駆動、右側は従来の60Hz駆動で左半分での字幕表示が大幅に改善されている


■ LT-32LC70/LT-26LC70

LT-32LC70

 LT-32LC70は32型、LT-26LC70は26型の1,366×768ドットのパネルを搭載した液晶テレビ。輝度は500cd/m2、視野角は上下左右170度。

 新GENEESAを搭載し、高画質化を図っているほか、1系統のHDMI入力を装備。チューナーは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各一系統装備する。応答速度改善技術「高速液晶ドライバー」は内蔵しない。入出力端子の仕様はLT-37LC70と共通。


型番LT-40LH700LT-37LC70LT-32LC70LT-26LC70
サイズ40型37型32型26型
アスペクト比16:9
視野角上下左右170度
輝度500cd/m2
チューナ地上/BS/110度CSデジタル、地上アナログ
音声出力10W×2ch
入出力端子HDMI入力21
D4入力1
コンポーネント入力1
S映像入力2
コンポジット3
アナログRGB1(D-Sub15ピン)
i.LINK2
LAN1(100BASE-TX)
光デジタル音声出力1
消費電力261W195W168W136W
外形寸法1,000×118×734mm926×119×687mm808×115×621mm703×115×547mm
重量32kg26.5kg19.5kg17kg

□ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2005/lt-37lc70.html
□製品情報(40V型)
http://www.victor.co.jp/tv/lt-40lh700/index.html
□製品情報(37V型)
http://www.victor.co.jp/tv/lt-37lc70/index.html
□製品情報(32V型)
http://www.victor.co.jp/tv/lt-32lc70/index.html
□製品情報(26V型)
http://www.victor.co.jp/tv/lt-26lc70/index.html
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-70/61/56型の3モデル。新GENESSAで1080p表示
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050913/victor1.htm
オープンプライス

(2005年9月27日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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