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映像、情報、通信の総合展示会「CEATEC JAPAN 2005」が4日、千葉県・幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開幕した。期間は8日まで。入場料は事前登録の場合無料だが、当日登録では一般が1,000円、学生が500円となる。主催は情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、社団法人情報技術産業協会(JEITA)、社団法人日本パーソナルコンピュータソフトウェア協会(JPSA)。 開催テーマは「発展するユビキタス社会。次が見える、明日が変わる。」。788社・団体が出展を予定しており、2,775小間。前回の728社、2,754小間を上回っている。開催5日間で18万2,000人以上の来場者を見込んでいる。
各社の既発売、および新製品も多く展示されるが、各分野の最新成果や最新動向がメインとなる専門性の高いイベントでもある。 最も注目を集めているのは東芝の「SED」(Surface-Conduction Electron-emitter Display)。展示されている試作機は輝度が430cd/m2に向上。さらに、拡散反射率を低減したことで明るい場所でも見やすい画質になったという。
SEDテレビは2005年度の製品化を予定しており、現在製品検証用のパネルを製造しているという。販売されるテレビ用パネルは55型と40型を予定。「輝度や画質面のスペックは今回展示されたものとほぼ同じになる見込み」(東芝)だという。
次世代DVD関連では、Blu-ray Disc AssociationとHD DVDプロモーショングループがそれぞれブースを構えており、各社の対応レコーダ/プレーヤーの試作機などを展示している。IFA 2005から大きな変化があったのは東芝のHD DVDプレーヤー。これまで展示されていたものより角張った筐体で「製品版により近いデザインになった」という。メニューやチャプタ機能、iHDを使った双方向機能、音声出力対応のHDMIなども搭載。「価格は決定していないが、10万円を切りたい」としている。
ほかにも、ソニーのブースではBlu-ray Discドライブを搭載したVAIOを参考展示。HDVカム「HC1」で撮影したHD映像を取り込み、BD-REメディアに書き出し、BD-ROMプレーヤーで再生するというデモを行っている。 東芝サムスン ストレージ・テクノロジーが開発したHD DVD対応ノートPC用ドライブや、同ドライブを内蔵した東芝製ノートPCなどが展示。松下電器のブースではBD-Rの書き込みに対応したノート用Blu-ray Discドライブなども参考出品されている。
ソニーのブースでは、同日発表されたVAIOシリーズの新モデル、8チャンネルまでの同時録画に対応したXビデオステーションや、デジタルチューナを搭載し、録画したコピーワンスコンテンツをLAN内の専用クライアントソフトに配信できる「type X Living」も合わせて展示している。
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□CEATECのホームページ
(2005年10月4日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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