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【その他編】燃料電池対応ポータブルプレーヤーなど
-HD対応EverioやSDカードムービーも


東芝の地上デジタル放送向け燃料電池プレーヤーのモックアップ

期間:10月4日~8日

標準価格:会場:幕張メッセ

連絡先:入場料:一般1,000円、学生500円



■ 東芝は燃料電池プレーヤー

 東芝のブースでは、燃料電池を使用したポータブルプレーヤーの試作機を展示。既に発表されたHDD型、フラッシュメモリ型の試作機のほか、「近未来イメージ」として、ネックストラップと一体でペン型のオーディオプレーヤーや、地上デジタル対応メディアプレーヤーも燃料電池対応モデルとして参考展示された。

燃料電池を搭載したgigabeat型のHDD搭載プレーヤー試作機 フラッシュメモリタイプも展示

首から掛けられるペン型のプレーヤー 地上デジタル放送受信向けモデル


■ そのほかのポータブルプレーヤー

 そのほかのポータブルメディアプレーヤーでは、ダイナコネクティブが有機EL搭載のビデオプレーヤー「RunPo」の後継となる新製品や、フラッシュメモリ型のMP3プレーヤーを参考展示。

 RWCでは、今秋発売モデルとして、「THUMBSTICK SOLID」そのほかに、外形寸法112×9.7×70mmのポータブルテレビ「ULTRA Slim TV」や、テレビ録画も可能な、SDスロット搭載MPEG-4カメラ「MobiDV-H22」などを参考展示していた。

ダイナコネクティブの「RunPo」後継機 同社のフラッシュメモリ型プレーヤー

アナログ放送受信用のポータブルテレビ MPEG-4ビデオカメラやMP3プレーヤー

 また、携帯電話では、ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AAC再生機能を備えた「MUSIC PORTER X」や、FM/AMラジオ受信可能な携帯電話「ラジデン」も披露された。

MUSIC PORTER X ラジデンのラジオ操作面(左)と携帯電話面


■ HDVカメラのプロトタイプなども展示

 モックアップの参考展示では、ビクター「Everio」や、松下「SDカードムービー」でそれぞれHD対応モデルと称したコンセプトモデルを披露。いずれも仕様は未定となっている。

ビクターのハイビジョン対応Everio 松下はSDカードムービーのハイビジョンモデルを2機種

 また、ビクターでは新しいHDD/DVDレコーダの形状のモデルを3種類紹介。アンプ内蔵で2chスピーカーと合わせたモデルや縦置きタイプ、薄型タイプなどで「ライフスタイルに合わせて自由に選べるレコーダを提案したい」(同社)としている。

「for Personal」としたアンプ内蔵のHDD/DVDレコーダ 「for Couple」の縦型モデル 「for Family」という薄型モデル

 ソニーは、エニーミュージック対応のオーディオシステム「NET JUKE(ネットジューク) 」の参考展示として、ポータブルプレーヤーに接続し、PCを介さずに曲の転送が可能な40GB HDD搭載の「NAS-NEW」を展示。HDDには2万曲の収録が可能で、MDからHDDへの録音も行なえるほか、4.3型カラーディスプレイも搭載する。

ソニーのNET JUKE対応モデル。ネットワークウォークマンに接続し、曲の転送が可能

 iVDR対応製品では、ハイビジョン録画対応レコーダやテレビとの一体型、車載モデルが展示。規格は既に確定しているが、製品化は年内をめどとしている。

左からiVDR対応のハイビジョンレコーダ、一体型テレビ、車載テレビ

 ダイナコネクティブのブースには、独自規格のHDDケースにより、レコーダで録画した映像を、液晶ディスプレイを備えた専用ポータブルプレーヤーに接続して再生可能な製品などが展示された。さらに、HDMI搭載で厚さ3.8mmというDVDプレーヤーのほか、HDD内蔵の据置き型/ポータブル型Divxプレーヤーも参考出品した。

ダイナコネクティブでは、独自規格HDDケースを用いて、録画したコンテンツをポータブルプレーヤーで再生するというデモも行なわれた。製品化は年末を目指す

ダイナコネクティブの3.5インチHDD搭載DivXプレーヤー DivXプレーヤーの2.5インチHDDモデル 「4万円前後で発売する」というハイブリッドレコーダ

ダイナコネクティブのHDMI搭載DVDプレーヤー。前面にカードスロットを備える


■HDTV向けソリューションなど

 そのほか、デジタルTV開発向けのソリューションとして、STマイクロエレクトロニクスがBHAと共同開発したプラットフォームや、NECエレクトロニクスのデジタル放送対応レコーダ用LSIなどの受信デモ展示を行なっていた。

 STマイクロが展示した地上/BS/110度CSデジタル、スカパー! 対応プラットフォームは、HDTV対応の1チップデコーダ「STi7710」を搭載した初のシステム。メーカーは低コストでHD対応の単体チューナやSTBなどを実現できるという。既に提供への準備を進めており、今年中の製品化を目指すとしている。

 NECエレクトロニクスのLSIは、ストリーム処理に特化したプロセッサを採用し、3ストリーム同時処理が可能。3チャネル・シリアルATAインターフェイスにより、3つのHDDとDVDドライブを同時に制御可能とした。また、デジタル放送のデコードとDVD記録/再生用メモリを共有とし、部品数を削減。

STマイクロがBHAと開発したHDTV向けプラットフォーム。B-CASカードとスカパー! 用ICカードスロットを搭載 NECエレクトロニクスのデジタル放送レコーダ向けLSI

 双葉電子工業では、CRT並みの表示品位で薄型化したディスプレイ「FED」(Field Emission Display)のパネルを参考展示。FEDはCRTと同様に電子をカラー蛍光体にぶつけて発光させながらも、厚さを2.8mmに抑えたほか、省電力化も実現したという。現在は14.4型を最大モデルとして提供する予定。

参考展示された14.4型のFEDパネル 縦長の3型パネルも展示

□CEATECのホームページ
http://www.ceatec.com/index.html

(2005年10月5日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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