|
■ 東芝は燃料電池プレーヤー 東芝のブースでは、燃料電池を使用したポータブルプレーヤーの試作機を展示。既に発表されたHDD型、フラッシュメモリ型の試作機のほか、「近未来イメージ」として、ネックストラップと一体でペン型のオーディオプレーヤーや、地上デジタル対応メディアプレーヤーも燃料電池対応モデルとして参考展示された。
■ そのほかのポータブルプレーヤー そのほかのポータブルメディアプレーヤーでは、ダイナコネクティブが有機EL搭載のビデオプレーヤー「RunPo」の後継となる新製品や、フラッシュメモリ型のMP3プレーヤーを参考展示。 RWCでは、今秋発売モデルとして、「THUMBSTICK SOLID」そのほかに、外形寸法112×9.7×70mmのポータブルテレビ「ULTRA Slim TV」や、テレビ録画も可能な、SDスロット搭載MPEG-4カメラ「MobiDV-H22」などを参考展示していた。
また、携帯電話では、ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AAC再生機能を備えた「MUSIC PORTER X」や、FM/AMラジオ受信可能な携帯電話「ラジデン」も披露された。
■ HDVカメラのプロトタイプなども展示 モックアップの参考展示では、ビクター「Everio」や、松下「SDカードムービー」でそれぞれHD対応モデルと称したコンセプトモデルを披露。いずれも仕様は未定となっている。
また、ビクターでは新しいHDD/DVDレコーダの形状のモデルを3種類紹介。アンプ内蔵で2chスピーカーと合わせたモデルや縦置きタイプ、薄型タイプなどで「ライフスタイルに合わせて自由に選べるレコーダを提案したい」(同社)としている。
ソニーは、エニーミュージック対応のオーディオシステム「NET JUKE(ネットジューク) 」の参考展示として、ポータブルプレーヤーに接続し、PCを介さずに曲の転送が可能な40GB HDD搭載の「NAS-NEW」を展示。HDDには2万曲の収録が可能で、MDからHDDへの録音も行なえるほか、4.3型カラーディスプレイも搭載する。
iVDR対応製品では、ハイビジョン録画対応レコーダやテレビとの一体型、車載モデルが展示。規格は既に確定しているが、製品化は年内をめどとしている。
ダイナコネクティブのブースには、独自規格のHDDケースにより、レコーダで録画した映像を、液晶ディスプレイを備えた専用ポータブルプレーヤーに接続して再生可能な製品などが展示された。さらに、HDMI搭載で厚さ3.8mmというDVDプレーヤーのほか、HDD内蔵の据置き型/ポータブル型Divxプレーヤーも参考出品した。
■HDTV向けソリューションなど そのほか、デジタルTV開発向けのソリューションとして、STマイクロエレクトロニクスがBHAと共同開発したプラットフォームや、NECエレクトロニクスのデジタル放送対応レコーダ用LSIなどの受信デモ展示を行なっていた。 STマイクロが展示した地上/BS/110度CSデジタル、スカパー! 対応プラットフォームは、HDTV対応の1チップデコーダ「STi7710」を搭載した初のシステム。メーカーは低コストでHD対応の単体チューナやSTBなどを実現できるという。既に提供への準備を進めており、今年中の製品化を目指すとしている。 NECエレクトロニクスのLSIは、ストリーム処理に特化したプロセッサを採用し、3ストリーム同時処理が可能。3チャネル・シリアルATAインターフェイスにより、3つのHDDとDVDドライブを同時に制御可能とした。また、デジタル放送のデコードとDVD記録/再生用メモリを共有とし、部品数を削減。
双葉電子工業では、CRT並みの表示品位で薄型化したディスプレイ「FED」(Field Emission Display)のパネルを参考展示。FEDはCRTと同様に電子をカラー蛍光体にぶつけて発光させながらも、厚さを2.8mmに抑えたほか、省電力化も実現したという。現在は14.4型を最大モデルとして提供する予定。
□CEATECのホームページ (2005年10月5日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|