|
株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、タンノイブランドの新スピーカー「Autograph mini(オートグラフ ミニ)」を10月中旬に発売する。価格はペアで262,500円。 ‘54年に発売された、同社を代表するスピーカー「Autograph」のデザインコンセプトを受け継ぎながら、最新の技術を投入したという小型ブックシェルフスピーカー。200年に復刻された「Autograph MILLENNIUM」(262万5,000円/1台)の外形寸法は1,075×658×1,525mm(幅×奥行き×高さ)で質量は101kg(1台)だったが、miniは210×130×345mm(同)で、重量は4kg(1台)と小型・軽量。
同軸2ウェイユニットを1基搭載したスピーカーで、同モデル用に新設計された、タンノイで最も小型な同軸2ウェイユニットを搭載。ウーファ部の口径は100mm径、ツイータは19mm径となっている。 ウーファ部にはマルチファイバー・ペーパーコーンを採用。レスポンスの良い低音を再生するという。ツイータは54kHzまでの再生が可能なドーム型チタニウムダイアフラムを採用。ネオジウムマグネットも備えている。また、振動板から放出される音は、独自のテクノ・ウェーブガイドを通ることで正確な球面波となり、滑らかな高域再生と豊かな音場空間を実現するとしている。 エンクロージャはAutographと同様にバーチ(樺)とチークを採用。バーチ材の高密度積層合板と、チークの無垢材の付き板で仕上げられている。また、フロントグリルは職人による手作り。同社は「時代を超えた風格とクラシカルモダンなデザインを、ダウンサイジングの中に表現した」としている。 ウーファのワイヤリングにはオランダVan Den Hul製のシルバーコーティング線材を、ツイータには4Nのシルバー単線を使用。クロスオーバーネットワークには低損失インダクタや振動を排除する防振コンデンサなどを採用している。
能率は88dB。入力インピーダンスは8Ω。再生周波数帯域は68Hz~54kHz。クロスオーバー周波数は2.3kHz。
□エソテリック カンパニーのホームページ
(2005年10月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|