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株式会社東京放送(TBS)は、PCとSTB向けの新動画配信サービス「TBS BooBo BOX」(ブーブ・ボックス)を11月1日から開始すると発表した。コンテンツ配信を予定している事業者は、PC向けがBIGLOBEやSo-netなど10社、STB経由がオンデマンドTVや4th MEDIAなど6社。TBSが製作したコンテンツなどを中心に100本以上、計60時間以上のコンテンツを用意する。 TBS側はコンテンツの価格の目安として1本あたり52円~420円を想定。ただし、価格決定権は配信事業者にあり、価格はサービスによって異なる見込み。 価格を発表しているKDDIでは「光プラスTV」の新コンテンツとしてBooBo BOXを扱い、1本あたり315円から、視聴可能時間は2泊3日~1週間を予定している。また、単品提供以外にもセットパックも用意する。そのほかの事業者は価格は未定としている。配信フォーマットはPC向けがWMVで、配信帯域は500kbpsと1.5Mbpsの2種類を用意する。 TBSは、フジテレビ、テレビ朝日と共同で出資を行ない、株式会社トレソーラを設立。実証実験として2004年2月からPC向けの有料動画配信サービス「広帯域的電脳娯楽大帝 ザ・ブロードバンド・エンタメキング・トレソーラ」を開始した。 11月から提供する「BooBo BOX」はTBSが単独で行なうサービスで、PCに加え、CATVのSTB向けにも配信を実施。テレビなどでも視聴できるVODサービスとなっている。コンテンツ配信を予定している事業者やサービス名は以下の通り。なお、配信開始日や開始時刻は各サービスによって異なる。 【PC向け】
【STB向け】
なお、BooBo BOXのイメージキャラクターには、TBSのキャラクターであるBooBoを起用。サービス名のBooBo BOXについても「TBSらしさを強調したネーミングを採用した」という。 同社は2005年春から一部の配信事業者を通して、ドラマや映画、音楽コンサート、スポーツなどの配信を本格的に開始しており、BooBo BOXはそれらの事業を強化・拡大したものと説明。「可能性を秘めながら未成熟なVOD市場において、過去の実績や経験を踏まえ、新たなビジネスモデルを確立し、地に足の着いた事業展開を図っていきたい」としている。
□TBSのホームページ
(2005年10月12日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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