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パイオニア株式会社は21日、2006年3月期の通期連結業績を大幅に下方修正した。また、中間期の連結業績予想も発表した。 通期の業績予想は連結ベースで、営業収入が8,100億円から4.9%減の7,700億円に修正。営業利益は当初予想の80億円から、330億円のマイナスとなる250億円の赤字。税引前利益も75億円から280億円の赤字となり、純利益も10億円から240億円の損失に下方修正された。 営業収入については、カーエレクトロニクス製品が順調に推移したが、「下半期においてプラズマディスプレイやDVDレコーダなどのホームエレクトロニクス製品で想定以上に競争が激化し、市場価格も低下した」と説明。 利益面では、こうしたホームエレクトロニクス製品の売上げ減少と、プラズマディスプレイ事業の原価率がOEM販売台数の減少による工場操業度の低下により悪化。一部海外生産拠点の統廃合に伴う営業外費用なども影響したという。 改善策として同社は、進めている経営効率化施策に加え、新たに事業構造改革施策を検討。ただし、この施策に関連する費用は通期修正予想には含まれていない。具体的な施策については11月下旬以降に発表を予定している。
また、2006年3月期(2005年4月1日~2005年9月30日)の中間期連結業績予測は、営業収入が前年同期の3,450億47,000万円から3,500億円に1.4%増加しているが、営業利益は133億9,800万円(前年同期)から165億円の損失。純利益は48億900万円(同)から125億円の赤字と予想している。
□パイオニアのホームページ
(2005年10月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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