JEITA、2005年9月の電子機器国内出荷を発表 －音声関連機器が3カ月連続で二桁成長

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2005年9月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビなどの映像機器が好調で、全体の出荷金額は前年同月比107.0%と前月に続き増加し、2,146億円となった。

　映像関連では液晶カラーテレビやPDPが好調で、前年同月比105.0%の1,359億円と2カ月連続のプラスとなった。

　音声関連機器は、前年同月比123.2%の185億円となり、5カ月連続のプラス、3カ月連続の二桁成長となった。JEITAでは「デジタルオーディオプレーヤーが牽引した」と分析している。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、67万4,000台で前年同月比98.4%と、4カ月連続のマイナスとなった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は42.9%、50.2%、6.9%となった。1月からの累計では、液晶テレビとPDPを合わせた薄型テレビが296万台とCRTテレビの304万台に迫っており、年計では逆転するとJEITAは予測している。

　DVDビデオは前年同月比105%の57万3,000台で、4カ月ぶりにプラスに転じた。また、DVD録再機も33万2,000台で前年同月比112.7%と増加した。録再機の8割以上を占めるHDD内蔵型も同116.2%と増加。一方、再生機は同96.7%と、7カ月連続でマイナス。再生機のうちVTR一体型の占める割合は下がりつつあるという。

　ビデオカメラは前年同月比98.6%の23万5,000台で、マイナスとなった。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2005年9月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2005/ship_09.htm
□関連記事
【9月30日】JEITA、2005年8月の電子機器国内出荷を発表
－映像関連が3カ月ぶりに増加し、全体額もプラスに
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050930/jeita1.htm

(2005年10月28日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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