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ソニーは、フロントプロジェクタなどのAV製品への搭載を想定した低騒音、長寿命の冷却用シロッコファンモータ「SFF22A」と、流体動圧軸受「SFF14BB」を発売する。サンプル発売は11月中旬からで、サンプル価格は「SFF22A」が6,000円、「SFF14BB」が1,000円。 SFF22Aは、独自開発した流体動圧軸受(S・FDB/Sony Fluid Dynamic Bearing)や、流体解析によって設計した乱流を低減する翼を採用したファンモータ。 流体動圧軸受とは、モータの回転軸の軸受部に、油や空気などの流体を使用した軸受のことで、動作時の騒音を低減する効果がある。SFF22Aの軸受にはオイルを使用しているほか、密閉型構造を採用しており、オイルの保持能力が高く、長寿命を実現したとしている。 プロジェクタでの利用を想定しており、ソニーが12月10日に発売するフルHD解像度(1,920×1,080ドット)のSXRDを備えたフロントプロジェクタ「VPL-VW100」(136万5,000円)で採用。今後、フロントプロジェクタやリアプロジェクションテレビ向けに外販が行なわれる。
面で衝撃を受けるため、回転体を点で支えるボールベアリングと比べ、約5倍の耐衝撃性能を持つという。回転数は毎分1,960回転。騒音は39dB。定格電圧は10V、定格電流は510mA。外形寸法は104.9×100.9×35.7mm(幅×奥行き×高さ)。重量は203g。
同時にサンプル発売が開始される「SFF14BB」は流体動圧軸受のみのパーツで、ハウジング一体の密閉構造を採用。ファンモータへの搭載を容易にするという。
□ソニーのホームページ
(2005年10月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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