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ワーナー・マイカル、HD対応劇場広告上映システムを導入
-コダックのシステムを採用。10劇場に順次導入


11月1日発表


 コダック株式会社と、株式会社ワーナー・マイカルは1日、HD映像や5.1chサラウンドに対応した映画館用の広告・館内案内映像を上映するシステム「コダック デジタルシネマ プリショー システム」の導入に関する契約を締結したと発表した。

 「コダック デジタルシネマ プリショー システム」は、本編上映前のスクリーン広告や館内案内などのプリショーコンテンツを上映するためにコダックが開発したもの。コンテンツを保存するサーバーや、再生するプレーヤー、プロジェクタ、ネットワーク、ソフトウェアなどで構成されている。

 米国やカナダの1,500スクリーン以上に導入されており、1,280×720ドットの映像が上映できるという。

 ワーナー・マイカルでは、日本では業界で初めて同システムの導入を決定。それに対応するDLP方式のプロジェクタなどを、新たにオープンする多摩センターのシネマコンプレックスをはじめ、関東圏10劇場、計86スクリーンに11月中旬から12月中旬にかけて、順次導入するという。

 導入を予定している具体的な劇場は以下の通り。

  • 東京
    • 多摩センター
    • 板橋
  • 神奈川
    • みなとみらい
    • つきみ野
    • 新百合が丘
  • 埼玉
    • 大井
    • 熊谷
    • 大宮
  • 千葉
    • 市川妙典
    • ユーカリが丘
 広告や館内案内を、従来のスライドやフィルムからデジタルシステムに移行することで、「劇場の観客には高画質・高音質による新しい映像体験を提供できる。さらに、広告主にとってはコンテンツのフィルムへの変換費用が不要になるため、広告製作費のコストダウンが可能になる」と両社は説明している。

□コダックのホームページ
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/nav/index.shtml
□ワーナー・マイカルのホームページ
http://www.warnermycal.com/
□ニュースリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/1105/011105.shtml

(2005年11月1日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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