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株式会社アイ・オー・データ機器は、デジタル放送の録画・編集・書き出しに対応したUSB 2.0接続のテレビキャプチャユニット2モデルを11月下旬に発売する。どちらもハードウェアMPEG-2エンコーダを内蔵しており、ゴーストリデューサーを備えた上位モデル「GV-MVP/RZ3」は22,050円、USBバスパワーで動作する低価格モデル「GV-MVP/TZ」は17,640円。対応OSはどちらもWindows 2000/XP。
■ GV-MVP/RZ3 USB接続のテレビキャプチャユニット。CONEXANT製のハードウェアMPEGエンコーダを備え、チューナはアナログのみ1基搭載し、ゴーストリデューサーや3次元Y/C分離回路、ノイズリダクション機能も装備。入力端子に接続した外部デジタルチューナから、コピーワンス番組(CGMS-A)をPCに録画できる。録画したコピーワンス番組の編集や、DVDへのムーブにも対応している。 キャプチャは付属の「mAgicTV5」で行ない、コピーワンス番組は独自に暗号化して保存。再生には「mAgicPlayer」を利用する。ただし、入力端子はS映像とコンポジットのみ。また、録画したPCでしか再生は行なえない。
編集やオーサリングはサイバーリンクと共同で開発した「PowerProducer 3 CPRM for I-O DATA」で行なう。カット編集が可能で、オーサリングにも対応。CPRM対応ドライブを利用し、CPRM対応のDVDメディアへムーブが行なえる。
「mAgicTV5」は、他のMVPシリーズを複数枚・台使用することでマルチチャンネル録画に対応可能。RZ3、RZ2、TZを増設するなどして、最大8チャンネルの同時録画が可能。外付け型キャプチャユニットの増設を容易にするため、RZ3にはアンテナ入力のパススルー出力や、サービスコンセント、USBハブ機能も内蔵。また、筐体の縦置きをサポートするほか、RZ3 2台をスタックすることもできる。
MPEG-2キャプチャの解像度は720×480/352×480ドット、ビットレートはフルD1時で2~15Mbps、Half D1時で1~7Mbps間で設定が可能。BMP/JPEG形式での静止画キャプチャにも対応している。 「mAgicTV5」はADAMS-EPG+とiEPGを利用し、キーワードを利用した「おまかせ録画」も可能。携帯電話から録画予約を行なう「reserMail」も同梱するほか、ビデオ編集ソフトの「PowerDirector Express」、ケータイムービー活用ツール「VideoToolBox 2 SE for Memory Stick」なども同梱する。 さらに、録画済みの動画を変換するためのプラグイン「GVencoder」も同梱。MPEG-2ファイルをiPodやPSP、携帯電話などで再生するためのMPEG-4形式にソフトウェア・エンコードできる。なお、MPEG-4形式でのダイレクト録画は行なえないが、録画時の設定で「MPEG-2録画後にMPEG-4へ自動変換を行なう」という設定にすれば、MPEG-4ファイルの自動作成は行なえる。 入力端子はS映像、コンポジット、アナログ音声(RCA)を各1系統装備。ユニットの外形寸法は約180×180×38mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約850g。USBバスパワー駆動ではなく、電源は内蔵している。
■ GV-MVP/TZ USBバスパワーで動作するキャプチャユニットながら、NEC製のMPEGエンコーダを内蔵。安定した高画質録画が行なえるという。チューナはアナログ1系統で、ゴーストリデューサーは備えていないが、3次元Y/C分離回路とノイズリダクション機能は備えている。 GV-MVP/RZ3と同様にコピーワンスコンテンツの録画・編集・ムーブに対応。最大8チャンネルまでの同時録画もサポートしている。さらに、「GVencoder」を使ったソフトウェアMPEG-4変換機能も利用できる。 外形寸法は約26×114×79mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約175g。RZ3に搭載しているUSBハブ機能や、アンテナ入力のパススルー出力などは備えていない。
□アイ・オー・データのホームページ
(2005年11月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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