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カノープス、“ながら視聴”向け録画ソフト採用の「MTVX2006」
-NEC製エンコーダ搭載。マルチ録画/表示対応


MTVX2006HF(左)とMTVX2006USB(右)

12月上旬発売

標準価格:オープンプライス


 カノープス株式会社は、PCIバス用テレビキャプチャカード「MTVX2006HF」と、USB 2,0接続のテレビキャプチャユニット「MTVX2006USB」を12月上旬より発売する。

 価格はともに価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMTVX2006HFが19,800円前後、MTVX2006USBが19,950円前後の見込み。対応OSはWindows XPで、Windows XP Professional x64 Editionも正式サポートする。

 最大の特徴は録画/再生ソフトウェアが「FEATHER2006」となり、“ライブタスクバー”と呼ばれる新たなユーザーインターフェイスを採用したこと。


■ FEATER2006

 新開発のテレビ録画ソフトで、MTVX2006HFとMTVX2006USBにバンドルされるほか、機能強化バージョンのFEATHER2006 Perfect Editionも用意。MTVX2006シリーズの発売にあわせて販売開始される予定。

新UI「ライブタスクバー」を搭載

 直販サイトでのダウンロード販売を予定しており、価格は9,800円。また、バンドル版についても追加ライセンスでPerfect Edition相当に強化可能で価格は4,980円。

 1世代前のFEATHER2005では、全画面表示10FeetセンターフォーカスGUIを採用し、リモコン操作を中心のインターフェイス設計としていた。しかし、FEATHER 2006ではWindowsアプリケーションとの共存や複数画面への対応など、ウェブブラウズや各種PC操作と並行してテレビ/録画番組視聴を行なう、”ながら視聴”への対応を強化。新たに「ライブタスクバー」というインターフェイスを導入した。

 ライブタスクバーは、Windowsデスクトップ画面の右端などに一定の領域を設け、その領域にテレビスクリーンを配置するため、Windows操作の邪魔にならず、ながら視聴を行なえる。タスクバー領域は自由に変更可能なほか、タスクバー外にもFEATHERの画面を表示できる。

 また、同社の対応キャプチャ製品を台数無制限に接続可能で、PCの性能が許す限り同時録画/表示が可能となっている。発表会場ではWindows XP x64 EditionをインストールしたPentium 4 3GHz(HT)、メモリ512MB、HDD 250GBのPCで、ネットワーク録画ユニット「DNT-888L」4台と、MTVX2005 1台、MTVX2006HF 2台とファイル再生の8番組同時再生を実施。特にコマ落ちなどは発生せず、CPU利用率は85%程度だった。

ライブタスクバー上やWindowsデスクトップに画面表示が行なえる 1台のPCに7基のMTVXシリーズを接続し、8画面の同時表示デモを実施

 操作はリモコン風のUIに加え、Windowsのスタートメニュー風の操作メニューを用意。マウス操作で簡単に目的の録画ファイルなどを呼び出しできる。また、従来のFEATHER2005と同等の機能を持った10feetUIにも切替可能なため、用途に合わせてインターフェイスを変更できる。

 また、上位バージョンとなるFEATHER2006 Premium Editionでは、自動CM検出機能やCDDB機能、NeroDigital/DivX/SD-Video/WMV作成機能が追加される。なお、FEATHER2005ユーザー用にFEATHER2006へのアップグレード版も用意され、価格は3,980円。

ライブタスクバーから、各チューナや録画番組を簡単に操作できる 表示画面のレイアウトを保存して、次回利用時に読み出すことも可能


■ MTVX2006HF

 ソニー製のスプリットキャリアチューナと、NEC製のハードウェアMPEGエンコーダを採用したPCIバス用テレビキャプチャカード。

MTVX2006HF

 録画解像度は720×480/480×480/352×480/352×240ドット、ビットレートは1.2~15Mbps。3D Y/C分離と3DNRを同時に適用可能な「W3Dモード」を搭載。NEC製ゴーストリデューサや、ラインタイムベースコレクタも備えている。MTVXシリーズとの複数台動作に対応し、パソコンでの多チャンネル同時録画も可能となっている。

 チューナは地上アナログ放送。外部入力はS映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1を装備。デジタルチューナからの外部入力でコピーワンス番組の録画も行なえる。なお、録画したコピーワンス番組は、編集や他形式への変換はできず、バックアップのみ可能。

 録画ソフトはFEATHER2006で、iEPGによる予約録画に加え、キーワード/おまかせ録画機能も搭載。従来同様にネットワーク共有機能や簡易編集機能、DVD再生機能なども搭載している。

 また、初回出荷1,000台には専用リモコン「CRM2005」をセットにしたキャンペーン版も発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。


■ MTVX2006USB

 ソニー製のカスタムチューナを搭載したUSB 2.0キャプチャユニット。録画解像度は720×480ドット、ビットレートは2~15Mbps。

 3D Y/C分離と3DNRを同時に適用可能な「W3Dモード」を搭載。ゴーストリデューサも備えている。MTVXシリーズとの複数台動作に対応し、パソコンでの多チャンネル同時録画も行なえる。

 チューナは地上アナログで、外部入力はS映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1。外部入力に接続したデジタルチューナからのコピーワンス番組録画も行なえる。録画ソフトはFEATHER2006。外形寸法は約115×20×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約230g。

MTVX2006USB

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース(MTVX2006HF)
http://www.canopus.co.jp/press/2005/mtvx2006hf.htm
□ニュースリリース(MTVX2006USB)
http://www.canopus.co.jp/press/2005/mtvx2006usb.htm
MTVX2006USB http://www.canopus.co.jp/press/2005/mtvx2006usb.htm □関連記事
【4月6日】カノープス、TVキャプチャカード「MTVX2005HF」
-編集機能を強化した最新版「FEATHER」を同梱
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050406/canopus2.htm

(2005年11月9日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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