ブックオフ、古書やCDなどのオンライン販売事業に参入 －「BOOKOFFOnline」(仮)。リアル店舗とも連携

　BOOKOFFは現在、リアル店舗を中心にした事業展開を行なっており、オンラインでは買取サービスの受付のみを行なっている。

　なお、文庫本の古書をオンライン販売している「文庫OFF」、中古の書籍やCD、DVD、ゲームソフトなどを販売している「eBOOKOFF」も存在するが、文庫OFFはブックオフコーポレーションの子会社である株式会社ブックオフ慶応が、eBOOKOFFはネットオフ株式会社というブックオフから派生した別会社が運営。ブックオフとしてはオンライン販売は行なっていなかった。

　オンライン事業への参入を決めた理由についてブックオフは「システムや利用者を含め、インターネット通販という土台が確かなものになったと判断したため」と説明。グループの事業領域を拡大すると同時に、リアル店舗だけでなく、今後はオンラインを含めて、二次流通市場におけるブックオフの価格形成機能をより強化する狙いがあるという。

　なお、オンラインサービスの詳細は未定だが「リアル店舗の在庫と連動したシステムではなく、オンラインはオンライン用に揃えた中古在庫の販売を行なう予定。品物が不足した際に、リアル店舗の在庫を回すという連携も検討しているが、サービス開始当初はリアル店舗でさばけない在庫を海外店舗だけでなく、オンライン用にまわすといった連携が主になる」としている。

　また、現在は買取サービスの受付のみをオンラインで行なっているが「販売もオンラインで行なうことで、オンライン上で買取と中古販売の輪が形成できる。それが買取や販売の活性化や、新規顧客の開拓にも繋がると考えている」という。

　事業規模は初期投資として5億円を予定。想定年商は2009年3月期に10億円を見込んでいる。

□ブックオフのホームページ
(11月15日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.bookoff.co.jp/

(2005年11月15日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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