クリエイティブ、E-MUのPCカード型オーディオプロセッサ －24bit/192kHz対応。「0404」のリニューアル版も

E-MU 1616M

11月下旬より順次発売 標準価格：オープンプライス

　また、エントリークラスのPCIバス用サウンドカード「E-MU 0404」のリニューアルモデルとして、バンドルソフトを一新した「E-MU 0404 Second Edition」も11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は9,800円。

■ E-MU 1616M

E-MU 1616M

　CardBusに対応し、24bit/192kHz入力もサポートするType2のPCカード型オーディオプロセッサと、オーディオインターフェイスを備えた「MicroDockM」で構成。カードにはE-DSPチップと、ヘッドフォン/ライン出力を搭載。ヘッドフォンアンプも備えており、カード単体でも利用できる。

　MicroDockMには、A/D、D/Aコンバータを備えるほか、2系統のマイクプリアンプ、24bit/192kHz対応のADAT光デジタル入出力、24bit/96kHzの同軸デジタル入出力、2系統のMIDI入出力を搭載。最大で同時に16入力/16出力を使用することができる。

　入出力端子やASIO、WAVE/DirectSoundのチャンネル間でオーディオルーティングやチャンネルアサインが自由にカスタマイズできる「ヴァーチャルパッチベイ」を搭載。エフェクトプリセットも搭載し、各パラメーターを調節し、オリジナルのエフェクトを作成/保存することもできる。

　ステレオWDM、DirectSound、ASIO 2.0に対応し、様々なレコーディングアプリケーションに対応可能。バンドルソフトとして、「SONAR LE」、「Cubase LE」、「Live Lite 4 for E-MU」、「Wavelab Lite」、「AmpliTube LE」、「T-Racks EQ」、「diskWelder Bronze」、「SFX machine LT」、「Proteus X LE VSTi」を同梱する。

上がMicroDockMの前面、下が背面

　また、サンプリングソフトの「Emulator X」をバンドル。50種類以上のZ-Planeモーフィングフィルターやパッチエンコードモジュレーションシステムなどを組み合わせ可能なソフトウェアサンプラー。VSTインストゥルメントとしても動作可能。HDDからのストリーミング再生に対応する。

　対応OSはWindows 2000/XP。MicroDockMの外形寸法は約184×194×41mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.03kg。

　なお、専用のアップグレードオプションとして、サウンドライブラリー2種を直販サイトで販売する。ストリングス、金管、木管、パーカッションなど、10GBを超えるオーケストラ音源を5枚のDVDに収録した「Modern Symphonic Orchestra」(EMU-EXMSO)は、12月下旬発売。価格はオープンで、直販価格は34,800円。12月下旬発売の「Old World Instruments」は、弦楽器、木管楽器、金管楽器、パーカッションなどの民族楽器コレクション。価格はオープンで、直販価格は7,280円。

□ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12254

■ E-MU 0404 Second Edition

E-MU 0404 Second Edition

　2004年6月に発売した、32bitのE-DSPチップを搭載したPCI用サウンドカード「E-MU 0404」(オープン/直販9,800円)のバンドルソフトを変更したリニューアルバージョン。直販価格は据え置きとなる。

　24bit/192kHzに対応したバーブラウンのA/Dコンバータ(SN比:111dB)と、AKMのD/Aコンバータ(SN比：120dB)を採用し、入出力は24bit/96kHzまで対応する。ノイズ対策を施したアナログ回路により、アナログ入力で111dB、アナログ出力で116dBのSN比を実現したという。

　さらに、バンドルソフト「Production Tools Software Bundle」として、「SONAR LE」、「Cubase LE」、「Live Lite 4 for E-MU」、「Wavelab Lite」、「AmpliTube LE」、「diskWelder Bronze」、「SFX machine LT」、「Proteus X LE VSTi」を同梱。ただし、diskWelder Bronzeは5回のみ利用できるトライアル版となっている。

　入出力端子は、アナログ(アンバランス)を2ch、光デジタル、同軸デジタル、MIDIの入出力を各1系統装備。ただし、同社のSound Blasterシリーズと異なり、DVDビデオのドルビーデジタルやDTS音声を光/同軸デジタルからストリーム出力できない。また、EAXには対応していない。

□ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12257

■ E-MU 0404 有償アップグレード

　また、既にE-MUシリーズの1820M/1820/1212M/0404や、Emulator X Studio、Emulator X、Proteus Xを利用しているユーザーに、「Production Tools Software Bundle」を期間限定で有償配布するアップグレートサービスが実施される。期間は2005年11月16日から2006年1月31日までで、同社のWebサイトから購入申し込みを行なう。商品の発送は12月上旬より順次行なわれる予定。

　Production Tools Software Bundle KitはE-MU 0404とProteus Xユーザー向けの「Kit 1」と、それ以外のモデル向けの「Kit 2」を用意。

　「Kit 1」は「SONAR LE」、「Cubase LE」、「Live Lite 4.0 for E-MU」、「WaveLab Lite」、「AmpliTube LE」、「diskWelder BRONZE(5回のトライアル版)」、「SFX Machine LT」、「Proteus X LE」を収録。価格は2,300円。

　「Kit 2」は、「SONAR LE」、「Cubase LE」、「Live Lite 4.0 for E-MU」、「WaveLab Lite」、「AmpliTube LE」、「T-RackS EQ」、「diskWelder BRONZE」、「Machine LT 」、「Proteus X LE」を収録。価格は2,500円となっている。

□ニュースリリース
http://jp.creative.com/corporate/pressroom/releases/welcome.asp?pid=12257

□クリエイティブのホームページ
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040611/creat.htm

(2005年11月16日)

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