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ハンファ・ジャパンの展開する「DIGITAL COWBOY」はネットワーク機能を搭載したHDDプレーヤー自作キット「MOVIE COWBOY」の新モデルとして、LAN HDD機能を追加した「DC-MC35UL/N」を11月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,800円前後。
従来モデル「DC-MC35UL」にLAN HDDの機能を追加したモデル。PCに専用ソフトをインストールすることでPC上から「DC-MC35UL/N」をローカルドライブとして認識する。従来製品ではHDDへのデータコピー時にUSB 2.0でパソコンと接続する必要があったが、DC-MC35UL/Nでは、PCからLAN経由で直接データ転送が可能になった。 LAN HDD機能の実現には、Ximeta製のNDASテクノロジーによる独自プロトコルを採用。PC用のクライアントは1ユーザーのみで、複数のPCからDC-MC35UL/Nにアクセスすることはできない。対応OSはWindows 2000/XP。 なお、従来モデル「DC-MC35UL」も引き続き併売する。また、従来ユーザー向けには、NDASソフトウェアとクライアントキーを2,480円で販売。11月28日より受付を開始し、12月上旬より出荷する。 なお、LAN HDDとして利用した際の転送速度が10Mbps強と速くないこともあり、ビデオ再生との同時利用はできない。ビデオ再生操作を行なった場合は、再生が優先される。 そのほかの仕様は従来モデルと共通で、USB 2.0の外付け3.5インチHDDケースにMPEG-1/2/4再生機能を備えた製品で、3.5インチIDE HDDを追加してビデオプレーヤーとして利用できる。
HDD内の動画ファイル再生に加え、Ethernetを装備し、ローカルネットワークで接続しているPC内の動画ファイルなどにMOVIE COWBOYからアクセスして再生できる。ただし、ネットワークモード利用時には、動画はMPEG-4のみのサポートとなる。 デコーダチップには、Sigma Designの「EM8511」を搭載。対応フォーマットは、動画がMPEG-1/2/4(AVI)で、フレームレートは最高120fps。オーディオはMP3/WMA/OGG Vorbis/WAV、静止画はJPEGに対応する。 ネットワークモードの利用時には、PC側で特別なサーバーソフトなどの必要はなく、Windowsのファイル共有を利用する。対応OSはWindows 2000/XP。また、4GB以上のMPEG-2ファイルやISOファイルの再生も可能(NTFS利用時)。対応HDDはパラレルATAの3.5インチHDDで、ファイルシステムはFAT32のほかNTFSもサポートしている。 リモコンでの操作のほか、本体前面の操作パネルでほぼすべての操作が行なえる。本体は縦置き/横置き両対応で、ファンレス設計により静穏性を高めている。 出力端子はコンポーネント(D4)×1、S映像×1、コンポジット×1、アナログ音声×1、光デジタル×1、同軸デジタル×1。EthernetやUSB 2.0端子を装備する。外形寸法は57×150×185mm(幅×奥行き×高さ)、重量は450g。ACアダプタや専用スタンドが付属する。 □DIGITAL COWBOYのホームページ (2005年11月25日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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