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株式会社ハピネットのハピネット・ピクチャーズは25日、DVD「ケータイ刑事 銭形零(れい) DVD-BOX I」(BBBJ-9167)の発表会を開催した。発売日は12月23日で、価格は11,970円。 ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX Iには、BS-iで2004年10月3日から放送されたファーストシーズンの1~13話を収録。本編ディスク3枚(本編338分)と、映像特典(約87分)を収録した特典ディスクの4枚組みとなっている。 ディスク1~3には、各話の予告編集なども収録。ディスクはピクチャーレベルで、本編映像はビスタサイズをスクイーズ収録し、音声はドルビーデジタル2ch。 特典ディスクには、収録全話のメイキングや、ノンタイトル・オープニング、劇場版のメイキングも収録されている。丹羽多聞アンドリウ プロデューサーによれば、「オフショットがいい感じ」とのこと。さらに、初回限定特典として、「銭形零 特製卓上カレンダー 2006」が同梱される。
また、セカンドシーズンを収録した「DVD-BOX II」(BBBJ-9168)も2006年1月27日に発売予定。初回限定特典として、「銭形零 携帯ストラップ」が付属する。なお、各BOXに全巻購入者への特典「銭形零トレカ付きカード入れ電卓」の応募券が封入されている。
ケータイ刑事 銭形零は、夏帆さん演じるIQ180の天才中学生 銭形零が特命刑事として、天才的な推理力と数学の才能を武器に、次々と難事件を解決していく1話完結型の連続ハイビジョンドラマ。BS-iで2004年10月3日から2クール放送された。 ケータイ刑事シリーズは、警視総監を祖父に持つ銭形家の姉妹を主人公に、携帯電話を駆使して犯人を捕まえるのが特徴で、銭形零ではバーボン刑事こと高村一平(草刈正雄)や、スニーカー刑事こと五代潤(山下真司)と共に難事件を「レレレ☆」っと解決していく。 ケータイ刑事シリーズの第1弾の長女の愛役には宮崎あおいさん、第2弾では三女の舞役に堀北真希さん、第3弾では次女の泪役に黒川芽以さんが起用されている。シリーズ4作目となる銭形零には、'91年生まれの夏帆さんを抜擢。ちなみに今回、銭形零が使用する携帯電話は「F900iC」。
銭形零役の夏帆(かほ)さんと、零にこき使われる刑事役の草刈正雄さん(ファーストシーズン)/山下真司さん(セカンドシーズン)、金剛地武志さん、佐藤二朗さんのレギュラー陣に加え、各回には小野寺昭さんや、岩崎ひろみさん、岡本信人さん、大塚明夫さん、小林麻耶さんなどの豪華ゲストも出演する。監督は、佐々木浩久、安藤尋、森嶋正也、井口昇、三原光尋、安里麻里、堀英樹、田沢幸治。
DVD-BOXの発表会には主演の夏帆さんと、BS-iの丹羽多聞アンドリウ プロデューサーが出席した。 丹羽多聞プロデューサーは、この番組にかけた意気込みを「ケータイ刑事シリーズは、BS-iで最初に立ち上げた連続ドラマ。元から、4姉妹でシリーズをやりたいという思いがすごくあった」と語る。 また「4姉妹を達成したというのは一つの区切り。加えて銭形愛から数えて、全104話となった。今回は、特に4姉妹と100話を同時に達成するということで、こだわりのあるキャスティングをしている」という。
こだわりのキャスティングで、当時13歳の夏帆さんを抜擢した理由を、「夏帆さんは、ほとんど初めてお芝居を本格的にやる上に、もちろん主役も初めて。しかし、初めて会ったときに、非常に目が印象的で、当時13歳ながら、非常に大物になる素質を持っていると直感した。『この子は伸びる』とすごく感じた。芝居はやればある程度はうまくなるので、やっぱり華があるというのは、女優としての絶対条件」と説明する。
また、ケータイ刑事は歴代「愛」、「舞」、「泪」と最後が「い」になるのが決まりごとになっているが、今回の「零」という名前は、「初めてあったときに、勉強が苦手で、特に数学が苦手と聞いて、『よし数学でいこう』と思ったから」(丹羽多聞プロデューサー)という。 夏帆さんは、今回が初めての本格的な演技となったが、「演技自体が初めてに近かったので、私にできるかな?、大丈夫なのかな? と、すごくプレッシャーが大きかったんです。でも、現場に入ってみると、スタッフの方が、いい方達ばっかりだったので、とにかく、がんばらなきゃなと思いました。全26話、がんばってやりました」と、期待に応えた。 撮影に入る前には、「堀北真希さんの時と同様、チーフディレクタの映画監督の佐々木浩久さんと、特訓を少しやった。色々な基礎をやってもらって、佐々木監督からも、非常に素質があるとお墨付きをいただいた」(丹羽多聞プロデューサー)という。 丹羽多聞プロデューサーが、「1話から26話までで、彼女の急成長ぶりがわかる。彼女の成長がそのままつまっている」と話すと、夏帆さんも「本当にこの作品で、すごく成長させていただきました。今では、最初の1話とか、ぜんぜん見れないぐらい成長したと、自分でも思っています」と、成長を実感しているようだ。
今回の見所について丹羽多聞プロデューサーは、「常日頃から、『TVは冒険だ!』と思っているので、誰かがやっていないこと、忘れてしまったことをやっていかないと面白くない。今回は、音を聞くだけでも楽しく、映像を見ると音と違うことをやっているという『目をつぶって楽しめるハイビジョンドラマ』や、歴代の監督全員が出演して全員が殺されるという、ゲストがゼロ、ギャラも一銭も発生しないという、非常に楽屋落ち的な回もやった」と、今までにも増して冒険をしたことを強調した。 さらに、100回記念としては「ケータイ刑事で初めて時代劇をした。非常に予算がかかったが、100回記念にふさわしいような、クオリティに仕上がった」と自信を見せた。
今回DVD化されたことについて、夏帆さんは「恥ずかしくもあり、でも凄くうれしいですね」と喜んでいた。なお、2006年2月4日には、泪・舞・零の3人が一丸となって事件に挑む、劇場版「ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状」の公開が予定されている。
□ハピネット・ピクチャーズのホームページ (2005年11月25日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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