|
アルプス電気株式会社は5日、ポータブルオーディオプレーヤーや携帯電話などへの組み込みを想定した、業界最小サイズのFMチューナモジュール「TSM□1」シリーズを開発したと発表した。12月より量産を開始し、2006年1月に月産50万個を予定。サンプル価格は1,050円。 最大の特徴は、FMチューナモジュールとして、外形寸法5.9×5.9×1.4mm(縦×横×厚さ)という業界最小サイズを実現したこと。独自の高周波設計技術と高密度実装技術により、小型化を実現したとしている。 また、従来FMラジオ機能を製品に付加するためには、ICをセット基板に搭載し、独自にチューナを設計。性能検査も必要だったが、TSM□1シリーズはモジュール化し、シールドカバーを追加することで、内外からの妨害電波への耐性を向上。サイズと合わせて、セット製品設計の自由度が向上するほか、モジュールとしての性能を保証することで、性能検査の手間も省けるとしている。
受信周波数は76~108MHzをサポートし、欧州、米国、日本で利用可能。日本ではVHFの1~3chも受信できる。電源電圧は2.85V。消費電流は8mA(最大12mA)。
□アルプス電気のホームページ
(2005年12月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2005 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|