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三洋電機株式会社は9日、テレビ事業においてアジアの世界的な電子機器メーカーと戦略的提携を結ぶことで合意し、覚書(Memorandum of Understanding)を締結したことを明らかにした。 提携先については、“アジアの戦略的な電子機器メーカー”とするのみで、具体的な名前については「現在公開できないが、国内メーカーではない」という。三洋は現在、日本や米国、欧州、中国、インドネシアを拠点にCRTを中心に年間約650万台のテレビを製造販売している。今回の提携により、両社の強みを活用し、開発/製造/販売からサプライチェーンに至るまで協力し、「世界規模での競争力あるアライアンスの完成を目指す」としている。 特にCRTを中心としたテレビのビジネスを液晶などのフラットパネルに順次置き換えていき、市場でのプレゼンスと収益力を確保していく。提携による具体的な生産目標や開発/生産体制については、「現時点ではまだ決まっていないが、年度内を目標に事業の具体的な計画を決めていきたい」という。 まだ、パートナーの名前も明かせない段階での発表については、「11月の中期経営計画発表以来、テレビから撤退するという不安が社内外に広がり、ビジネスにも影響を与えていた。テレビ事業は継続するという意思表示として、今回戦略提携を発表した」としている。 □三洋電機のホームページ (2005年12月12日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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