アキュフェーズ、電源波形を成形するクリーン電源 －定格出力容量1,200VA。MCS+回路を搭載

12月下旬発売 標準価格：588,000円

　電源を高純度の正弦波に成形することで、電源の質を改善するクリーン電源。定格出力容量は1,200VA。本来の電源波形を、正確で一定の基準電圧と比較して、過/不足分の電力だけを入力波形に補うことで、クリーンな電源波形に成形する。過不足分だけを補うため、効率が良く、発熱も少ないという。

　また、同社のアンプに搭載されているMCS+回路(Multiple Circuit Summing-up)を搭載。同一回路を並列接続することで諸特性を向上させる独自の方式で、電流・電圧変換部のA級ドライブ段までを並列動作させることで、低雑音化を実現したという。

　入力側にはラインフィルタを採用し、ノイズ成分を遮断。出力段には最大定格15Aのトランジスタを20パラレル・コンプリメンタリー・プッシュプルで使用。定格出力電流12A、瞬時電流供給能力140Aを実現した。電源トランスには約1,500VAの大型トロイダル型を使用。整流器を通過して直流に変換するアルミ電解コンデンサには、2,200μFタイプを4個搭載している。

　また、接続されている機器の消費電力を把握できるメーターも装備。動作状態での出力電圧、出力歪み率などもモニターできる。安全保護機能としては、定常入力電流が規定値を越えると警告するランプ、直流電圧が出力された場合や、過電圧が出力された場合に出力をOFFにする機能、放熱が悪い場合やヒートシンク/トランスが過熱した場合に回路を遮断する機能なども備えている。

　入力用として、ホスピタルグレードの3Pプラグを使用した電源コードと、アース線付き2P ACコードの2種類を付属。出力用は、ホスピタル・グレードの3Pコンセントをリアパネル側に6個、フロントに2個装備する。無負荷時の消費電力は60W。外形寸法は465×500.2×243.4mm(幅×奥行き×高さ)。重量は38.9kg。

□アキュフェーズのホームページ
(12月14日現在、この製品に関する情報は掲載されていない)
http://www.accuphase.co.jp/

(2005年12月14日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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