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株式会社東芝は、光源にLEDを採用し、手のひらに乗るサイズを実現した小型DLPデータプロジェクタ「TDP-FF1A」を2006年1月23日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は99,800円前後の見込み。 最大の特徴は、外形寸法140×102×57mm(幅×奥行き×高さ/本体のみ)、重量565g(本体のみ)という小型・軽量を実現したこと。業界最小、最軽量となっており、底面積はほぼ葉書相当。
また、バッテリでの駆動に対応。背面にバッテリパックを接続することで、約2時間の駆動が可能。バッテリのサイズは140×21×57mm(幅×奥行き×高さ)で、幅と高さは本体と同じ。重さは250gとなっている。なお、バッテリパックを接続せずに本体に直接ACアダプタを繋いで動作することもできる。 国内製品では初めて光源にLED(RGB方式)を採用。高圧水銀ランプのように切れる心配が無く、電源ONから投写までの起動時間も早く、電源OFF後の冷却も必要ないなど、利点が多いという。また、18Wという低消費電力にも寄与。バッテリでの駆動を可能にした。 映像素子には解像度800×600ドット、0.55型のDMDチップを採用。アスペクト比は4:3。輝度は400ルクス。コントラスト比は1,500:1。投写距離は0.4~2.5m、投写画面サイズは11~68インチまでをサポートする。 また、折りたたむことでA3サイズ相当まで小さくなる約23インチのスクリーンも付属。専用のキャリングバックにプロジェクタ本体を一緒に収納できるほか、ノートパソコンや付属ケーブル、リモコンなども収めることができ、可搬性を高めている。 映像は480i/480p/576i/576p/720p/1080iまでの入力に対応。入力端子はD-Sub 15ピン(アナログRGB/コンポーネント)、コンポジットを各1系統用意。ステレオミニのアナログ音声入出力も各1系統備える。さらに、0.5W出力のモノラルスピーカーも搭載する。
また、USB端子を用意しており、USBメモリに保存したJPEG画像の読み込み/投写が可能。パソコンを接続せず、USBメモリと本体だけでもプレゼンテーションが行なえる。
同社はデータプロジェクタ市場において、2007年までに2kg以下の小型モデルが、市場の30%以上を占めるようになると予測。「モバイル性を高めたTDP-FF1Aをいち早く投入することで、売上拡大と市場でのシェアアップを目指す」としている。
□東芝のホームページ
(2005年12月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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