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三菱電機や日本ビクター、Samsungなど家電/IT企業6社は14日(現地時間)、HD対応の次世代AVネットワーク規格策定を目的とした業界団体「High-Definition Audio-Video Network Alliance」(HANA)を設立したと発表した。 設立メンバーは、三菱電機、日本ビクター、三菱電機の米国法人であるMitsubishi Digital Electronics America、NBC Universal、Samsung、Sun Microsystems。コントリビュータとしてARM、Freescale Semiconductor、Pulse~LINKも参加する。 HANAの次世代ネットワークが実現すれば、機器の接続がケーブル1本で可能となり、5ch以上のHD映像の視聴や録画を同時に行なえるという。また、著作権保護機能を保持しつつファイルの共有が可能。全ての機器を1つのリモコンで操作でき、1台のSTBで家庭内のどの場所でも利用できるという。 対応機器は、HD対応テレビや次世代DVDプレーヤーや録画機器、STB、ホームシアター機器などで、認証テストによりメーカー間の互換性を確認後、2007年のCESで最初の対応製品を公開するとしている。 現在、Consumer Electronics Association (CEA)や1394 Trade Associationなどの団体と交渉し、IEEE 1394などの規格を活用した容易なケーブル接続規格を検討。また、2006年前半には、AACSを始めとする著作権保護技術に対応したホームネットワーク接続型のポータブルビデオプレーヤーなどを提供する計画も進めている。 そのほか、将来的には新たな映像圧縮技術や、双方向コンテンツ、ワイヤレスネットワークなどの分野についても視野に入れているという。
□HANAのホームページ(英文)
(2005年12月15日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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