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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、ユニバーサルプレーヤー「UX-3SE」と、SACDプレーヤー「X-03SE」の2モデルを12月下旬に発売する。価格はUX-3SEが787,500円、X-03SEが735,000円。 1月に発売された「UX-3」(735,000円)、および「X-03」(682,500円)に、フラッグシップモデルの技術やノウハウを投入したというアップグレードモデル。それぞれ52,500円高価になっている。また、UX-3/X-03のユーザーにはSE相当への有償アップデートサービスも用意。費用はどちらも105,000円。2006年1月中旬から受付を開始し、サービス開始は2006年2月より順次行なわれる。
UX-3SE/X-03SEともに、SACD/CDトランスポートのフラッグシップシステム「P-01」に採用されたノンフローティングメカニズム「VRDS-NEO」を搭載。回転ムラのないコアレス方式のモーターや、ジュラルミン製のターンテーブル、ボールベアリングをペアで使用したスピンドル軸受け、アルミ削り出しトレーなどを採用。高速回転時の振動を抑制している。 アップグレード内容は、主要内部配線に高純度6N銅のケーブルを採用したこと。同社の「MEXCEL」(メクセル)ケーブルシリーズと同様に、三菱電線工業とアクロジャパンらと共同開発したもので、ハイエンドCDトランスポート「P-01」やDAC「D-01」にも使用されている。 また、DAC部やアナログ出力段の回路構成、コンデンサ、抵抗などの主要部品をグレードアップ。より自然で深みのある音楽再生を実現したとしている。 端子部には、独WBTのRCAジャック「nextgen」を使用。75Ωを保証するデジタルケーブルとの組み合わせることで、インピーダンス75Ωのデジタル伝送が可能。インピーダンスの不一致による信号減衰を抑制できる。 外観にも変更が加えられ、SACDプレーヤー「X-01 Limited」、ユニバーサルプレーヤー「UX-1」と同等の、肉厚アルミ材サイドパネルを採用。ESOTERICロゴが彫刻されたトップパネルを採用し、「Special Edition」を印すゴールドプレートも備えている。そのほかの主な仕様は共通。 X-03SEの再生可能なディスクはSACD、CD、CD-R/RW。UX-3SEはDVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、CD、CD-R/RW、ビデオCD、DVD-R/RWもサポートする。UX-3のビデオ回路には、ファロージャのDCDiを採用。ビデオ用DACは14bit/216MHz対応。 出力端子として、X-03はIEEE 1394のマルチチャンネル出力と、アナログのRCA、XLR、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。UX-3は映像出力としてDVI-D(HDCP対応)、S映像、コンポジット、コンポーネント、D2を各1系統、音声出力はマルチチャンネル用のIEEE 1394と、アナログのRCA、XLR、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。
なお、両モデルともBNCのワードシンク入力も1系統備えている。音声のマルチチャンネル出力は、どちらのモデルもIEEE 1394のみ。両モデルの外形寸法、重量は共通で、442×353×153mm(幅×奥行き×高さ)、23.5kg。
□ティアックのホームページ
(2005年12月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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