JEITA、2005年11月の電子機器国内出荷を発表 －30型以上の液晶テレビが高い伸び

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2005年11月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビやPDPなどが好調で、全体の出荷金額は前年同月比111.1%と4カ月連続で増加し、2,656億円となった。

　映像関連では液晶カラーテレビやPDPが好調を維持し、前年同月比111.2%の1,727億円と4カ月連続のプラスとなった。

　音声関連機器は、前年同月比153.1%の274億円となり、8カ月連続のプラス、5カ月連続の二桁成長となった。JEITAでは「引き続きデジタルオーディオプレーヤーが牽引した」と分析している。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、80万4,000台で前年同月比96.6%と、6カ月連続のマイナスとなった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は34.1%、57.4%、8.5%となった。1月～11月の累計台数では、液晶テレビが356万2,000台で、CRTの358万5,000台に迫っている。

　また、液晶テレビの9割超を占める10型以上が、前年比160.6%の45万2,000台で、そのうち大型の占める割合が多い16:9サイズが同252.4%の34万台。その中の30型以上が同278.4%の20万9,000台と、特に大型で高い伸びが見られる。

　DVDビデオは前年同月比93.6%の71万7,000台で、2カ月連続のマイナスとなった。また、DVD録再機も46万1,000台で前年同月比95.0%と2カ月連続で減少している。一方、録再機の8割以上を占めるHDD内蔵型は同100.3%の39万9,000台と増加に転じた。再生機は同91.1%と、9カ月連続でマイナス。再生機のうちVTR一体型の占める割合は40%前後で推移しているという。

　ビデオカメラは前年同月比73.0%の8万1,000台で、3カ月連続のマイナスとなった。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2005年11月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2005/ship_11.htm
□関連記事
【11月24日】JEITA、2005年10月の電子機器国内出荷を発表
－薄型テレビや音声機器は好調。DVDはマイナスに http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051124/jeita1.htm

(2005年12月26日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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