挑戦者、Gigabit対応のiTunesサーバー向けLAN HDDキット －ファイル共有機能を高速化。Mac OS X対応

1月上旬発売 標準価格：オープンプライス

　株式会社アイ・オー・データ機器のPCパーツブランド「挑戦者」は、Appleのオーディオソフト「iTunes」からミュージックサーバーとして認識できるLAN HDD自作キット「LAN Tank」の上位モデル「GLAN Tank(SOTO-HDLGW)」を1月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は24,800円。

5つのインストールモードを用意する

　別途3.5インチHDDを購入し、装着することで、ネットワークHDDとして利用できるLAN HDD自作キット。HDDは2台まで装着可能で、利用できるHDDはパラレルATA。なお、GLAN TankにOSをインストールするためには、HDDを直接デスクトップPCとIDEケーブルで接続して、インストール作業を行なう必要がある。

　インストーラを改善し、インストール時間を短縮したほか、USBキーボードに対応。インストールモードは、ドライブ1台で運用する「シングルモード」と、2台のドライブを1つの領域としてまとめて利用する「スパンニングモード」、データを2つのドライブに同時に書き込む「ミラーモード」に加え、新たに「ミラー復旧モード」と、Debian GNU Linuxに近い構成でセットアップを行なう「Debianモード」を追加。インストール時に利用モードを選択する。

白のエンブレムシールを装着

　新たにネットワーク端子がGigabit Ethernetに対応。さらに、CPUアーキテクチャも従来のSH系からIntel XScaleに変更された。そのため、従来のLAN Tank用ソフトウェアは利用できない。また、USBポートが4ポートに強化されたほか、電源ユニットが低発熱タイプに変更されている。本体前面に貼付するエンブレムシールはメタリックブルーと白の2色を同梱する。

　WebDAVを利用したファイルサーバー(Web共有)として利用できるほか、iTunes上でサーバーとして認識される「Musicサーバー」機能を搭載。GLAN Tankのshare/soundフォルダ以下の音楽ファイルをiTunesでリスト表示し、指定した曲をストリーミング再生きる。

　OSはDebian GNU/Linux 3.1で、Linux Kernel 2.6.8を採用。CPUがXScaleとなったことで、Debian向けの豊富なアプリケーションがそのまま利用可能となる。WebDAVサーバーをApache2/mod_davに変更し、Mac OS XでのWeb共有に対応した(一部制限あり)。また、CPUの強化によりWebDAVの転送速度も大幅に向上したという。Web共有機能の推奨ブラウザはInternetExploroer 6.0、Netscape7.1以上、FireFox1.0以上、Safari 1.2以上。

　Webサーバー機能やTelenetも搭載。さらに、wizdサーバー機能も搭載し、同社のAVeL LinkPlayerからの動画/音楽再生が可能となる。また、USB HDDを接続して、GLAN Tankからマウントできる。本体の外形寸法は、68×265×131mm(幅×奥行き×高さ)。250GB HDD×2搭載時の消費電力は28W、重量は約2.3kg。

iTunesからミュージックサーバーとして認識される	Mac OS XからもWeb共有機能が利用可能に

□挑戦者のホームページ
http://supertank.iodata.jp/
□製品情報
http://supertank.iodata.jp/products/sotohdlgw/
□アイ・オー・データのホームページ
http://www.iodata.jp/
□関連記事
【5月20日】挑戦者、iTunes対応サーバー機能搭載のLAN HDD自作キット
－2台のHDDのミラーも可能。LinkPlayerからの動画再生
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050520/iodata.htm

(2005年12月27日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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