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パイオニア株式会社は、PC用のATAPI内蔵型Blu-rayドライブ「BDR-101A」のOEM向け出荷を2006年1月末より開始する。OEM向けのため、価格は公開していない。 追記型のBD-R、書換型のBD-REの記録再生と、再生用のBD-ROMに準拠したPC用ドライブで、BD-R/RE/ROMのほか、DVD±R DLやDVD±R/RWの記録再生に対応する。CDについては記録/再生ともに非対応。 Blu-rayの記録再生については、カートリッジ無しの新規格BD-R Ver.1.0、BD-RE Ver.2.0、BD-ROM Ver.1.0に準拠。ソニー「BDZ-S77」、松下「DMR-E700BD」、シャープ「BD-HD100」など、既発売のBDレコーダで採用しているカートリッジタイプのREメディアには対応しない。 BD-R/REは1層25GBメディアの記録/再生に対応、BD-ROMは1層/2層の再生が可能となっている。記録速度はBD-R/REが2倍速(72Mbps)、DVD+R DL 2.4倍速、DVD-R DL 2倍速、DVD±R 8倍速、DVD±RW 4倍速。データバッファ容量はBD 8MB、DVD 2MB。 新開発のBD/DVDコンパチブルレンズをピックアップに搭載し、BD/DVDの記録再生に対応。ローディング方式は電動トレイ式。「Ultra DRA搭載トラバースメカ」による低振動設計や、リミットイコライザ回路を集積したLSIなど、記録型DVDドライブの開発で培ったノウハウを投入して、ディスク読み取りの信頼性を向上した。 また、従来のチルト補正や球面収差補正に加え、新たに非点収差補正を追加して記録再生特性を向上させた「マルチエフェクト液晶補正機構」を搭載。高品位な記録性能を実現したという。外形寸法は148×198×42.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。横置き/縦置きに対応する。
同ドライブは2006年1月5日より米国ラスベガスで開催される2006 International CESに出展。パイオニアブースやBDAブースで展示される。今回発表された「BDR-101A」はOEM向けだが、今後のリテール向け製品の発売も近日中に予定しているという。 PC向けのBDドライブについては、松下電器がBD/DVD/CDの記録再生に対応したデスクトップ用ドライブを2006年1月に、ノートPC用を2006年3月に量産開始すると発表している。 □パイオニアのホームページ (2005年12月27日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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