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ドルビー傘下のAudistry、新2chオーディオ拡張技術
-「Audistry by Dobly」。シャープがシステムを発売


会期:1月5日~8日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    Las Vegas Hilton Hotel
    Alexis Park Hotel


 Dolby Laboratories傘下の「Audistry(オーディストリ)LLC」が3日より事業を開始、同社の新技術「Audistry by Dolby」を2006 International CES会場近くのホテルにて発表した。

Chris Bennett社長

 Audistryは、ドルビーヘッドフォンの開発でDolbyと協力関係にあったLake TechnologyをDolbyが子会社化し、新たなパーソナルサウンド技術のライセンス会社としてスタートする。

 同社では、新パーソナルサウンド技術「Audistry by Dolby」を開発。フラットパネルテレビや、ホームオーディオ製品、ポータブルオーディオプレーヤー、携帯電話などでの普及を図る。

 Audistry by Dolbyは、ステレオ音声の音質や聞きやすさの向上を目指した、5つの基幹技術から構成されるサウンド技術。自然な音の広がりと定位感、低域の強化などの特徴を有している。採用されている技術は以下の5つ。


  • サウンドスペース・エクスパンダー
    音の自然さを損なうことなく、音場感を広げるステレオイメージ拡大機能。臨場感を高め、ボーカルや会話の明瞭性を落とさずに楽器の分離性を高める

  • サウンドスペースforヘッドフォン
    ヘッドフォン再生時でも立体的な定位を創出し、自然な感覚で再生音を頭外定位させる

  • ナチュラルベース
    オーディオ機器の自然な特性や性能を向上させ、歪みを発生させずにスピーカーの再生限界よりも一段低い低音の出力を行なう

  • インテリジェント・ボリューム・コントロール
    ダイナミックレンジを圧縮し、大きい音は穏やかに、弱い音は大きく調整する

  • モノラルtoステレオ変換
    モノラル音声を自然なステレオ信号に自動変換する

サウンドスペースの技術イメージ ナチュラルベースの技術イメージ

開発用ボードやシャープ「SD-SP10」などでデモを実施

 同技術をオーディオICメーカーや機器メーカーなどに提供し、DSPへの組み込みやソフトウェアの形で機器に実装する方法を用意。半導体メーカーとしては、三洋電機、Freescake、Analog Devices、TI、Micronas、新日本無線らが採用を決めている。単独のICチップの搭載のほか、TIのOMAPなどのプラットフォーム上での動作も可能となる。また、低MIPS、低メモリでの動作を実現し、システム負荷も低減しているという。

 「サウンドスペース」などの各設定項目は、機器メーカーに設定の自由度が残されている。そのため、単純なON/OFFのみの切替のほか、数段階の切替や、パラメータを公開してユーザーによる自由な音場設定を可能とするなど、機器メーカーが選択可能となる。

 マルチチャンネル用ではなく、ステレオソースの音質向上に注力した技術と位置づけ、他の競合技術との比較においては、「サウンドスペースを広げても、センターの定位がきっちりでてダイアローグの聞きやすさが保持されるなど、音質面でのアドバンテージがある(Chris Bennett社長)」という。

PC用のツールでは各種パラメータの調節も可能 MICRONASの開発用ボード 携帯電話でもAudistry by Dolby対応


■ シャープが初の「Audistry by Dolby」対応製品を発表

BDプレーヤーと組み合わせた「SD-SP10」デモ

 また、第1弾製品としてシャープのホームシアターシステム「SD-SP10」に採用。シャープは2006 International CESの同社ブースにて製品デモを行なった。

 SD-SP10は、4基のスピーカーユニットを内蔵したフロントスピーカーとサブウーファから構成されるホームシアターシステム。4月に発売予定で、市場想定価格は399ドル。

 テレビラックなどに配置し、センターユニットとサブウーファのみでサラウンド再生可能なシアターシステムで、アンプ部は5.6MHz駆動の1bitデジタルアンプを内蔵する。

 5.1ch信号が入力された場合はドルビーバーチャルスピーカーによるサラウンド再生を行なうが、ステレオ音声入力時には、Audistry by Dolbyの適用が可能となる。付属のリモコンにはAudistry専用のボタンを備えており、SOUNDSPACE/NATURALBASE/INTELLIGENT VOLUME/MONO TO STEREOの各機能をON/OFFして、効果が確認できる。これらの効果のチューニングについても機器メーカーの判断に委ねられるという。

フロントユニットに4基のスピーカーを内蔵 サブウーファ部 三洋製の専用ICでAudistryに対応する
リモコンにAudistry用の専用ボタンを用意。ON/OFF切替が可能となる

□2006 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/default_flash.asp
□Dolby のホームページ
http://www.dolby.com/
□Audistryのホームページ(英文)
http://www.audistry.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.audistry.com/plugins/newsfeed.cgi?rm=content&plugin_data_id=10010
□ニュースリリース(英文)
http://www.audistry.com/plugins/newsfeed.cgi?rm=content&plugin_data_id=10011

(2006年1月9日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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