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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(TI)は11日、携帯電話向けのデジタルテレビ受信機能を搭載したチップセット「Hollywood」の第1弾となる「DTV1000」と「DTV1001」を世界の携帯電話端末メーカー向けに出荷開始したと発表した。Hollywoodチップ搭載の携帯電話は2006年後半の市場投入が予定されるという。 いずれも、モバイル用のTVチューナ/デモジュレータを業界で初めて1チップ化した携帯電話向けのLSI。「DTV1001」は、日本の「ワンセグ」で用いられるデジタル放送規格「ISDB-T」に対応、「DTV1000」は欧米向けのデジタル放送規格「DVB-H」に対応する。 集積度を高め、全体の基盤面積を1cm2以下に小型化。消費電力を30mW(カテゴリB DVB-H端末搭載時)に抑え、同社の省電力プラットフォーム「OMAP」上での動作で4~7時間のテレビ放送が視聴可能としている。複数のテレビチャンネル(エレメンタリストリーム)の同時サポートが可能なほか、1.5秒以下でチャンネルを切り換えられるという。量産時の部品コストも10ドル未満に低減した。 Hollywoodは、OMAPプラットフォームをベースにした携帯電話向けのLSIシリーズ。携帯電話機能に加え、デジタル放送の視聴や、PPV機能、双方向通信機能などを搭載する。
□日本TIのホームページ
(2006年1月12日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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