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パイオニア株式会社は、平成18年3月期第3四半期決算を発表した。営業収入は前年同期比116%の2,276億6,500万円、営業利益は前年比278.4%の50億2,800万円、純利益は前年同期比78.6%の14億300万円。 プラズマテレビやカーエレクトロニクスの売上げが増加し、営業収入は過去最高となった。ホームエレクトロニクスに関しては、前年同期比11.7%増収の1,149億6,600万円で、営業損失は173億3,300万円の赤字。ただし、昨年の営業損失282億2,200万円からは赤字幅を圧縮している。 製品別では、プラズマテレビは約30%の増収となり、特に欧米を中心に売上げが伸張。 また、DVDカムコーダ用の新開発ドライブの売上げも増加。一方、DVDレコーダやDVDプレーヤーは売上げが減少している。 一方カーエレクトロニクスは、営業収入が前年比21.7%増の848億800万円、営業利益は57.5%増の47億9,500万円と大幅な黒字。市販市場、OEMともに増加しており、市販市場は中南米と北米で増加、OEMは国内と北米で増加した。 通期の業績予測は12月の構造改革計画発表時から変更無く、売上高7,700億円、営業損失250億円、純損失870億円を見込んでいる。プラズマディスプレイ事業の縮小による320億円規模の減損などの構造改革費用を含んでおり、過去最大の赤字幅となる。 □パイオニアのホームページ (2006年1月31日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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