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シャープ、65型/フルHDの業務用液晶ディスプレイ
-”実物大”のテレビ会議を可能に


3月24日発売

標準価格:オープンプライス

 シャープ株式会社は、65V型のフルHD液晶パネルを搭載した業務用インフォメーションディスプレイ「PN-655」を3月24日より発売する。価格はオープンプライスで、会議システムやCADソリューションなどのシステム販売を行なう予定。

65型のフルHDパネルを搭載する

 1,920×1,080ドットのフルHD液晶パネルを搭載した業務用ディスプレイ。パネルは亀山工場製で、輝度は400cd/m2、コントラスト比は700:1、視野角は170度。パネルはASV低反射ブラックTFT液晶で、外光や蛍光灯の反射による映り込みを抑えている。

 フルHDパネルの採用により、ハイビジョン映像を利用したテレビ会議や複数メンバーでのCADの検図作業、デザインレビューなどの応用が可能。また、AV機器からの映像出力に加え、パソコンから出力した画像や静止画などを高画質に表示する「デュアルファインエンジン」を搭載し、業務用途での画質向上を図っている。


テレビ会議中にズームやPinPも利用できる タッチパネル化した白板システムも実現可能 3D CADの利用イメージ

背面

 入力端子はDVI-D×1、ミニD-Sub15pin(アナログRGB)×1、コンポーネント(BNC)×1、D4×1、ビデオ入力(BNC)×1、アナログ音声×1(RCA)×1、PC用音声×1(ステレオミニ)、RS-232C×1。出力端子はDVI-D×1、アナログ音声×1、RS-232C×1など。

 2画面表示機能のPbyP(ピクチャバイピクチャ)や、小画面表示のPinP(ピクチャインピクチャ)、ズーム機能搭載。10W×2chのステレオスピーカーも内蔵している。外形寸法は約1,572×126×923mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約65kg。



名井哲夫副本部長

 シャープ 情報通信事業本部 名井哲夫副本部長は、「65型の大型フルHDパネルを採用したことで、テレビ会議では、ほぼ実物大のサイズで表示できる」と、大型ディスプレイの魅力をアピール。プレゼンテーションやショールーム、銀行/証券など、業務用大型ディスプレイの導入が進んでいる業種/業務に加え、CAD検図や、生産管理システムなど幅広い業種/業務向けにソリューションを拡大していく。

 システム展開例として、タッチパネルを導入して手書きで文字書き込み可能な白板システムや、3D CAD検図システム、経営者向けのエグゼクティブシステムなどの事例を紹介。同社の社長室にも2月に導入予定という。

 PDPとの比較では、高精細なフルHDパネルなどのより解像度の求められる用途や、明るい部屋での輝度や映り込みの少なさを訴求して差別化を図る。販売目標は「受注生産で、ソリューション販売だが、年間2,000台を目指している」とした。

システム展開領域を拡大 65型ディスプレイでビジネス改革

□シャープのホームページ
http://www.sharp.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/060216-a.html

( 2006年02月16日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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