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日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)と、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は27日、山手線の車内モニター「トレインチャンネル」において、地上デジタル放送を受信し、巨人戦のナイター中継をリアルタイムで表示する実験を4月18日から実施すると発表した。 移動する電車で地上デジタル放送を受信し、山手線のドア上部に設置されたトレインチャンネルモニターに映像を表示する。「列車内でも安定的に受信可能な地上デジタル放送と、移動中の乗客に映像情報を提供するのに最適なトレインチャンネルの特性を最大限に活かす」としている。 受信するのは通常の地上デジタル放送で、CMなども挿入されたものが表示される予定。基本は固定テレビ向けの12セグメントを受信し、トンネルなどの電波が届き難い場所ではワンセグに自動的に切り替えて安定受信を図る。なお、実験には、日本テレビと松下電器の持つデジタル放送・受信技術と、JR東日本の列車での映像システム技術を結集させたという。 中継が表示されるのは山手線のADトレイン(広告貸切り電車)の1編成(11両)。車体広告と車内広告を全面展開したADトレインをさらにパワーアップさせるツールとして、中継が取り入れられる。同車両は「デジタルGトレイン」と名付けられており、巨人軍主催ゲーム6試合を生放送する。ただし、通常のトレインチャンネルと同様に、映像のみの表示で音声は出力されない。
試合展開に応じて最大21時24分まで延長放映される。デジタルGトレイン自体の運行期間は4月18日から5月2日までの15日間。
両社は今後、地上デジタル放送の表示サービスなど、新技術を活用した機能の向上や、他線区への拡大など、新しい展開を進めていくとしている。
□日本テレビのホームページ
(2006年2月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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