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TDK株式会社は8日、2006年3月8日の取締役会で記録型CD/DVD製品の生産から撤退することを決議したと発表した。 この決議に伴い2006年5月末を目処に連結子会社の、TDK Recording Media Europe S.A(ルクセンブルグ大公国バーシャラージ市、従業員数:431名、生産能力:CD-R 月産700万枚、DVD-R/+R 月産800万枚)の製造部門の閉鎖が決定。昨年末に実施された千曲川地区工場(長野県佐久市)での再編とあわせて、記録型CD/DVD製品製造からの撤退が完了する予定となっている。 同社では今回の決定について、「市場価格の急激な下落による収益悪化を受け、同製品の製造事業の再生を様々な観点から検討してきたが、記録メディア事業全体の構造改革をさらに推し進めるため、撤退するとの判断に至った」と説明している。 今後は汎用タイプの記録型CD/DVD供給は、従来から進めていた社外への製造委託(ODM)へ完全に移行。Blu-ray Discの研究開発と、一部高付加価値製品の製造について、千曲川テクノ工場の小規模開発・量産ラインで継続する。 なお、今回の記録型CD・DVDの生産撤退に関連して新たに発生する費用は約80億円を計画。これに伴い、2006年1月30日の第3四半期決算発表時に公表した当期の連結業績予想も下方修正した。
□TDKのホームページ
(2006年3月8日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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