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アップルコンピュータ株式会社は、映像編集用のプロ向け統合型アプリケーション「Final Cut Studio」の新バージョンとして、PowerPCだけでなく、Intelプロセッサ搭載のMacでも動作するUniversal版「Final Cut Studio 5.1」を3月31日に発売する。対応OSはMac OS X Ver.10.4.4以降。 価格は128,000円。なお、Final Cut Studioの登録ユーザー6,000円でUniversal版にクロスグレードが可能。さらに、以下のソフトのスタンドアローンバージョンのユーザーはアップグレード版も購入できる。対象ソフトとアップグレード価格は「Final Cut Pro 5」(12,300円)、「Final Cut Pro 4/4.5」(24,600円)、「Motion 2」(24,600円)、「Soundtrack Pro」(24,600円)、「DVD Studio Pro 4」(24,600円)、「Production Suite」(24,600円)、「Final Cut Pro 1, 2, 3」(75,000円)。 Intel Macに対応したことで、処理速度の向上が実現。タイムライン上からのDV/HDVレンダリングを、2.16GHzのIntel Core Duoを搭載したMacBook Proで行なった場合、1.67GHzのPowerPCを搭載したG4と比べ、最大2倍の処理速度。DV/HDVからMPEG-2へのエンコードでは最大2.5倍高速に処理できるという。 Final Cut Studioは、「Final Cut Pro 5」に加え、音声編集ソフトの「SoundtrackR Pro」、モーショングラフィックソフト「Motion 2」、プロ向けDVDオーサリングソフト「DVD Studio Pro 4」などを含んだ統合型ソフト。 ビデオ編集ソフト「Final Cut Pro 5」は、従来のHD対応DVコーデック「DVCPRO HD」に加え、ソニーの放送向けディスクシステム「XDCAM」にも対応し、XDCAM対応機からのコンテンツをネイティブ編集できるようになった。更に、HDVをネイティブサポートし、コーデック変換なしにHDVの編集が行なえる。
DVDオーサリングソフト「DVD Studio Pro 4」はHD DVDに対応し、対応ドライブでHD DVDの作成が可能。ネットワーク接続した複数のマシンでエンコード効率を向上させる分岐エンコーディングツールも搭載している。
□アップルのホームページ
(2006年3月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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