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松下電器産業株式会社は、NTTドコモとボーダフォン向けコンテンツに加え、新たにKDDIのEZコンテンツの製作に対応した、携帯電話向けコンテンツ制作ツール「モバイルコンテンツオーサリングツール2」を開発したと発表した。5月31日よりライセンスを開始。GUIソフト3本とコマンドラインソフト1本の標準パッケージの場合、価格は300万円。MediaArtistシリーズのソフトとなってる。 携帯電話向けの各種映像、音声コンテンツを作成できる業務用のオーサリングソフト。出力可能ファイルフォーマット形式に、新たにEZムービーファイル(.3g2/.amc)を追加。これまでの3GPP/3GPP2、NTT DoCo Mo MobileMP4、Vodafone File Formatも引き続きサポートしており、主要3キャリア各々のコンテンツが制作可能になった。 ツールを一本化することで、制作効率の向上とコスト削減が実現できるという。ただし、EZ「着うたフル」の制作には対応していない。また、音声フォーマットでは新たにQCELP、MP3にも準拠した。SD-Audio用のMPEG-2 AAC形式でのエンコードにも対応している。 また、従来のサービスで視聴用などで楽曲のサビの部分のみを抽出する場合、楽曲を熟知した人間が抽出作業をするしかなかった。しかし、新バージョンではサビの部分の自動抽出に対応。切り出した部分のみをエンコードすることもできるため、視聴用ファイルの作成が手軽に行なえるという。なお、同様の機能は「SD-Jukebox」にも搭載されている。 さらに、音質調整用のパラメータも搭載。携帯電話で再生しても、コンテンツの持ち味を活かした音質で再生できるという。対応OSはWindows 2000/XP。
映像入力はAVIファイルに対応。音声はWAV、AIF、AIFFファイルが入力可能。映像出力はMPEG-4 Visual Simple Profile Level 0~L3/H.263 Profile0 Level10。音声出力はMPEG-4 AAC Low Complexity/MPEG-4 High-Efficiency AAC/MPEG-2 AAC Low Complexity/MP3/Qualcomm QCELP。
□松下電器のホームページ
(2006年4月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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