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株式会社日立製作所は、デスクトップ「Prius」を一新。全モデルで地上デジタルチューナを搭載した。 スリムデスクトップ型の「Prius Air」シリーズ3モデルと、液晶一体型の「PriusOne」2モデルをラインナップ。価格は全てオープンプライス。
■ Prius Air Prius Airはスリム型のデスクトップPC。最上位モデルのPrius Air typeR(AR35R1R)には、26型ワイド液晶ディスプレイが付属。下位モデルのPrius Air typeG(AR32G1R/AR31G1R)は液晶ディスプレイ別売となるほか、CPUやメモリ容量などが異なっている。
Prius Air typeRは、地上デジタル/アナログのダブルチューナ構成で、付属の26型/1,360×768ドットのワイド液晶で地上デジタル放送の視聴/再生が可能。付属ディスプレイはIPSパネルを採用し、輝度は500cd/m2。 独自のハイビジョン対応高画質化エンジン「BroadGear」や、パネル特性に合わせた表示制御部など、同社の持つ絵創りのノウハウを投入し、画質の向上を図った。ダイナミックコントラスト制御などの機能も搭載し、Woooの絵創りをベースにチューニング。「空の青」や「人の肌色」、「芝生の緑」、「夕日の赤」など“記憶色”を再現するよう色調整を行なっているという。 地上デジタル録画/視聴用のアプリケーションとして「Prius Navistation4」を搭載。アナログ/デジタル放送の録画視聴が可能なほか、EPGからお好みの番組を抽出する「番組推薦機能」も搭載。 また、選択ジャンルごとにダイジェスト再生ができる「いいとこ観」機能も搭載。野球、サッカー、音楽などの既存ジャンルに加え、新たに音楽番組のトークシーンを抽出する[音楽トーク]、サッカーのシュートシーンを抽出する[サッカーB]を新搭載した。 DVDスーパーマルチドライブを搭載。従来モデルと同様にデジタル放送番組をSD解像度にダウンコンバートし、DVD-RAMにムーブできるほか、DVD-RW(CPRM)にもムーブが可能となった。また、リニアPCMオーディオ音声でもムーブ可能とした。 CPUはPentuim 4 630(3GHz)、メモリは1GB、HDDは320GB。ワイヤレスキーボードマウスを搭載。ディスプレイ別売の「Prius Air typeG(AR32G1R/AR31G1R」は、CPUがCeleron D 351(3.2GHz)となり、メモリ容量は512MB。 なお、typeGではリモコン受光部と音声分岐用二股ケーブルを添付。ディスプレイとPrius Airの接続時には、PC画面用にアナログ/デジタルRGB、デジタル放送用にD端子の2系統接続が必要となる。 ■ Prius One typeW/S 液晶一体型のPrius Oneでは、20型/1,360×768ドット液晶搭載のtypeW(AW35W1R)と17型/1,280×1,024ドット液晶搭載のtypeS(AW33S1R)をラインナップする。
地上デジタル/アナログチューナを搭載し、地デジ/アナの2番組同時録画/視聴に対応。さらにtypeWのみリモコンでの電源投入後約5秒で地デジ視聴が可能となる「エコ・ポン・パッ」機能を搭載する。 リモコンで電源を入れると約5秒でデジタル放送画面が出画され、チャンネル変更やボリューム変更が可能。その際に画面の右下に「PC起動中」と状態を表示でき、バックグラウンドでBIOSからWindows起動、視聴再生ソフト「Prius Navistaion4」起動を約2分程度の間に実行。これらの起動が完了するとPrius Navistation4の全機能が利用可能となる。typeSは「エコ・ポン・パッ」非対応。 高画質化エンジン「BroadGear」も内蔵。DVDスーパーマルチドライブを搭載し、DVD-RAMやRWへのムーブにも対応。Prius Airシリーズと同様に番組推薦機能や、いいとこ観などの機能も搭載する。 typeWはCPUにCeleron M 420(1.6GHz)、メモリ512MB、HDD 320GBを搭載。外形寸法は506×198×421mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12.3kg。typeSはCPUにCeleron M 380(1.6GHz)、メモリ512MB、HDD 320GBを搭載。外形寸法は394×198×439mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12kg。 □日立製作所のホームページ ( 2006年4月12日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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