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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(日本TI)は13日、同社のオーディオ用DSP「Aureus」(オーリアス)シリーズの新モデル2機種「TMS320DA707」と「TMS320DA705」を発表した。既に量産出荷を開始しており、オンキヨーのAVアンプ新モデルに採用されるという。 DA707とDA705は、デコーダとポスト・プロセッシング、システム・フレームワークなどの最適化されたソフトウェアソリューションとセットで提供される。上位モデルの「DA707」は外付けのSDRAMをサポートしており、メーカー側がより自由なカスタマイズや機能追加ができることが特徴。 さらに、パフォーマンス・オーディオ・フレームワークはモジュール方式で追加可能。TIが提供するバーチャルサラウンド機能や、低音増強技術、音声圧縮機能の強化モジュールなどを手軽に追加できる。さらに、サードパーティー製モジュールやメーカーが独自に開発したIPの追加も容易に行なえるという。 DA705は低価格モデルへの搭載を想定。外付けのSDRAMを使わずに最適化されたソフトウェア・ソリューションを実行できるため、製品コストを抑えられる。機能面ではDTS 96/24、AAC、ドルビーデジタルEXデコードや、ドルビープロロジック IIxに対応するほか、10バンドのグラフィックイコライザ、18種類のプリセット・サラウンドモード、7.1チャンネル出力機能などを搭載可能。
DA707/705はどちらも144ピンのTQFPパッケージで供給。動作周波数は250MHz。高性能モデルの「DA708」とピン互換性を確保しているほか、「DA7xx」や「DA6xx」シリーズとソフトウェアの互換性も持つため、高級モデルと普及価格帯モデルに共通のハードウェア・デザインが採用できるという利点もある。
□日本TIのホームページ
(2006年4月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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