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株式会社デノンコンシューママーケティングは、東京・銀座の晴海通り沿いにサロン的な試聴スペース「デノン銀座音楽倶楽部」を6月9日にオープンする。場所は銀座千疋屋ビルの9階。開店に先立ち、4月14日に関係者に公開された。なお、常時オープンしているわけではなく、6月から9月までは6月9日、7月14日、8月11日、9月8日の4日間、いずれも金曜日の15時~20時にオープンする。
デノンはこれまで、自社の試聴室やオーディオショップでの試聴イベント、オーディオショウなどで、自社製品を公開してきた。しかし、試聴イベントは開催日が限られるほか、試聴室は予約を行なわなければならないなど、敷居が高い部分もあった。
6月9日にオープンする「デノン銀座音楽倶楽部」は、デノン製品の音がゆっくり聴けるスペースだが「従来の試聴室とは異なる、サロン的なものを目指している」(販売企画部 米山良介宣伝課長)という。そのため、入退場は自由で、事前の予約なども不要。ゆったりと音楽を聴きながらソフトドリンクやコーヒーなどを飲むこともできるという。 また、CDジャーナル誌(音楽出版社刊)の協力で、毎月クラシックやジャズの新盤、名盤を用意。リクエストで好きなものが聴けるほか、試聴室のように利用者が持ち込んだソフトを再生してもらうことも可能。再生聞きの組み合わせをリクエストをすることもできる。 発表会でセッティングされたシステムは、エントリークラスのプリメイン「PMA-390AE」(45,150円)、CDプレーヤー「DCD-755AE」(45,150円)。ミドルクラスのプリメイン「PMA-2000AE」(157,500円)、SACDプレーヤー「DCD-1650AE」(157,500円)。ハイエンドのプリメイン「PMA-SA1」(693,000円)、SACDプレーヤー「DCD-SA1」(525,000円)の3ライン、6機種。
スピーカーはデノンラボが輸入しているDALIのフロア型「Helicon800 」(ペア100万8,000円)、「IKON 6」(ペア283,500円)が用意されていた。米山氏によれば「シアターシステムの用意も検討しているが、現段階ではどちらかというとピュアオーディオ寄りのシステムを設置していきたい」という。 従来の試聴室の概念とは異なる「音楽倶楽部」という発想。米山氏は「銀座という土地柄も考え、仕事帰りのビジネスマンが音楽を楽しんでリフレッシュする場や、デートの待ち合わせ場所など、気軽に利用してもらえる場所にしていきたい」と構想を語る。
AV機器だけでなく、新しい音楽やオーディオファンとも出会える場所になりそうだ。
□デノンのホームページ
(2006年4月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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