◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
東芝松下ディスプレイ、透過率2.6倍の9型液晶
-モバイルAV向け。応答速度3.3ms


4月17日発表


 東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社は17日、カラーフィルタを省いて透過率や視野角を向上させた「フィールドシーケンシャル(Field Sequential)技術」と、OCB(Optically Compensated Bend)技術を組み合わせた9型TFT液晶ディスプレイを開発したと発表した。新ディスプレイは、モバイルAV機器への採用が見込まれている。

 通常のカラーフィルタ方式は、RGB3個のサブピクセルで1画素を作るのに対し、時分割でRGBを高速明滅させるフィールドシーケンシャル技術では、カラーフィルタが不要なため、バックライト光の減衰を防ぎ、高い透過率を得られる。RGBを3個のサブピクセルに分割する必要がなく、最大3倍の解像度が実現できる。しかし、最低でも3倍速以上でRGB表示を行なうことが必要だった。

 同社は高速応答性を持つOCB技術をフィールドシーケンシャル技術と組み合わせることにより、従来のOCBパネルに比べ2.6倍の透過率を実現。応答速度は3.3ms、視野角は上下左右170度となっている。

 開発されたディスプレイは、4月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「第2回 Display 2006」にも出展される。

□東芝松下ディスプレイテクノロジーのホームページ
http://www.tmdisplay.com/
□ニュースリリース
http://www.tmdisplay.com/tm_dsp/press/2006/06-04-17_j.html
□関連記事
【2004年9月29日】東芝松下ディスプレイ、世界最大32V型低温ポリシリコン液晶
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040929/tmd.htm

( 2006年4月17日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.