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社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2006年3月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビやPDPなどの薄型テレビが好調。前年同月比109.3%と8ヶ月連続で増加、2,549億円となった。 映像関連はCRTを除く液晶テレビやPDPなどの薄型テレビが好調を維持。前年同月比111.8%の1,606億円で8ヵ月連続で増加。逆に音声関連機器の国内出荷金額は、同90.6%の158億円で、1年ぶりにマイナスとなった。 カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、前年同月比89.6%の81万9000台で10ヵ月連続のマイナス。CRT、液晶、PDPの台数構成比は33.5%、61.7%、4.8%で、液晶は前月から続けて6割を維持。また、液晶の30型以上が20万台で、前年同月比225.6%と高い伸びを示している。 PDPは前年同月比175%の40万台で、8ヵ月連続の二桁増。引き続き、PDP全体の5割以上を37型が占める。 DVDビデオは前年同月比86.4%の54万7,000台で、6ヵ月連続のマイナス。DVD録再機も同84%の31万4,000台と引き続きマイナス、録再機の約8割を占めるHDD内蔵型も同86.2%の26万3,000台で減少している。再生機は23万3,000台と前年同月比89.9%で13ヵ月連続のマイナス。 ビデオカメラは前年同月比109.8%の21万6,000台で、2ヵ月ぶりのプラス。 デジタルオーディオプレーヤーは、30万1,000台で引き続き音声機器を牽引している。そのうち9割近くの26万3,000台がフラッシュメモリ搭載型となっている。 また、2005年度の出荷金額は前年比107.3%の25,920億円で、4年連続プラスとなった。分野別には映像機器が、同105.5%の16,293億円、音声機器は同122.7%の2,456億円で1999年度以来のプラスとなっている。また、カーナビゲーションシステムの伸びが大きかったカーAVC機器についても、前年比106.7%の7,171億円。 なお、2005年度計では、液晶テレビがカラーテレビ全体の台数構成比の中で53.4%を占め、初めてCRTの40.5%を超えた。
□JEITAのホームページ ( 2006年4月25日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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