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三菱電機株式会社は、CS多チャンネル放送「スカイパーフェク TV!」の連動録画機能を搭載した、HDD/DVDレコーダ「DVR-HE10WSD」を5月21日より発売する。価格はオープンプライスだが、販売は「NTT-X Store」、「イートレンド」でのネット販売のみとなっており、通販予想価格は5万円前後の見込み。 株式会社スカイパーフェクト・コミュニケーションズと三菱電機の共同企画によるもので、特にスポーツ番組視聴を強化。三菱独自の「ハイライト再生機能」を搭載し、ユーザーが指定した時間内で、スポーツ番組の重要シーンだけ再生できる。 ハイライト再生は、独自のアルゴリズムを利用して、番組内の拍手や歓声、実況などのレベルを解析。盛り上がり具合を10段階にレベル分けし、任意のレベルを選択することで、そのレベルに達したハイライトシーンのみが視聴できる機能。 例えばサッカーの試合では「ゴールシーンのみ視聴」や「ゴールシーン前後を含めたシーンのみ視聴」などが行なえる。スカパー!では、6月9日より開幕する「2006 FIFAワールドカップ ドイツ」の全64試合を放送するなど、スポーツイベント放送を強化しており、これらのイベントを「ハイライト再生」を利用して視聴するなどの、利用方法を提案している。 ベースモデルは三菱の「楽レコ(DVR-HE10W)」だが、スカパー!のレンタルサービス用チューナーと連動する機能を追加している。レンタルチューナとレコーダは、IRビデオコントローラ経由で連携する。なお、連係機能は5月下旬より衛星経由で自動追加する予定で、対応チューナはレンタルサービス向けに限定されている。 HE10Wにもハイライト再生機能は搭載されているが、拍手や歓声の音量データから盛り上がりポイントを検知するシステム上、EPGの番組情報で“スポーツ番組”であることを認識してからハイライト再生機能を適用する。その場合、スカパー! チューナで受信した番組は外部入力になってしまい、スポーツ番組か否かが判断できない。そこで「DVR-HE10WSD」はIRビデオコントローラから送信された録画制御信号から、番組のジャンル情報も取得。スポーツ番組の場合はハイライト再生が行なえるようにした。
そのほかの機能は従来モデル(DVR-HE10)と共通で、HDD容量は160GB。DVD-R/RWドライブを内蔵する。Gガイドを利用したEPG「グッと楽(グットラック)電子番組表」を搭載。さらに、CMカット機能の「オートカットi」が新たにステレオ放送にも対応。ほかにも、シーンの変化を検知して自動でチャプタを挿入する機能などを備える。 入力端子はi.LINK×1、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3。出力はD2×1、S映像×2、コンポジット×2、光デジタル×1、アナログ音声×2。外形寸法は425×330×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量はHE10Wが約5.3kg。 □スカイパーフェクト・コミュニケーションズのホームページ ( 2006年4月26日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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