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クリプトン、「Vigore」に新カラーバージョンを追加
-ペア25万円の2ウェイ。モアビ自然材を使用


6月下旬より順次発売

標準価格:252,000円(ペア)


 株式会社クリプトンは、スピーカー市場参入第1弾モデルとして販売しているブックシェルフスピーカー「Vigore KX-3」に、カラーバリエーション「KX-3(M)」を追加する。Mは「モアビ」の略。発売日は7月下旬で価格は252,000円(ペア)と、従来モデルと同じ。なお、6月下旬にはスピーカースタンド「SD-3」も1台63,000円で発売する。

 「Vigore(ヴィゴーレ)」は、小型の2ウェイブックシェルフスピーカー。「蘇る Made in JAPAN」をテーマにしており、アクセサリメーカーである同社の特徴を活かし、日本メーカーの最新素材を活用して作られているのが特徴。ユニットのボイスコイルに三菱電線工業の導体素材「MEXCEL OFCエッジワイズワイヤー」を使用。技術開発室にはビクターのSXシリーズの原点である「SX-3」を開発した渡邊勝氏が参加している。

既発売のバーズアイメープルモデル

 これまでのモデルは、エンクロージャに白色系のバーズアイメープルを使用していた。追加されたバリエーションは、暖色系のモアビ自然材のつき板を使用。仕上げはバーズアイメープルと同じ、ウレタンフィニッシュ塗装の6面鏡面仕上げ。「日本間やウッディな洋間にもマッチするデザイン」としている。

 製品仕様はバーズアイメープルモデルと共通。ウーファは17cm径で、振動板にドイツのクルトミューラーのコーンを採用。磁気回路には磁気抵抗の少ないアルニコマグネットを使用。ツイータは本絹を採用した独自のソフトドーム型で口径は2.5cm。

 吸音材にはウール100%(純毛)の低密度フェルトを使用したほか、同社独自の吸音材「ミスティックホワイト(ダイニーマ)」も採用したハイブリッド仕様。ネットワークには直径1.2mmの空芯コイルを採用し、フィルムコンデンサはケース入りのピッチ材で振動を抑制。スピーカーターミナルはバイワイヤリング方式で、端子は金メッキとなっている。

 定格入力は50W。最大入力は150W。再生周波数帯域は40Hz~30kHz。クロスオーバー周波数は3,500Hz。外形寸法は219×290×350mmで、重量は9.6kg。


■ SD-3

 KX-3の音質を引き出すというスピーカースタンド。「無色透明でトランジェントが良く、マスキングのない低音再生が可能になる」という。KX-3以外のスピーカーとの組み合わせも想定している。

 剛性が高く、金属を鳴かせないという球状黒鉛鋳鉄を天板と底板に使用。天板には3点支持用の突起も設けている。支柱はSS400スチール製で、中に音の伝播を内部ロスさせるオリビンサンドを充填。重量は17kg。アジャスタブルなインシュレーターフットを4個付属。外形寸法は280×260×650mm(幅×奥行き×高さ)。

SD-3と、KX-3(M)を乗せたところ

□クリプトンのホームページ
http://www.kripton.co.jp/
□製品情報のページ
http://www.kripton.co.jp/sp/index.htm
□関連記事
【2005年6月16日】クリプトン、スピーカー市場参入第1弾「vigore」
-「蘇る Made in JAPAN」がテーマ。電源タップも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050616/kripton.htm

(2006年4月28日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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